12日の行程はアタール〜ヌアクショット。モーリタニアの首都であるヌアクショットは同国南部の大西洋岸にあり、実はダカールまで約400kmほどの位置にある。しかし、後半戦は約4500kmを残し、これからネマまで東にすすんでマリのバマコを通って時計回りに半周する設定だ。
今日のコースは序盤が岩山の間を行き、その後は砂丘の間のピストを真っ直ぐヌアクショットに向かう比較的難易度の低い内容。ナビゲーションもとりわけ難しいところはなかったが、CP1とCP2の間に一箇所、Y字を左に行くところで、地元車の轍などから右に行ってしまう参加車が続出。このミスコースを喫するか、またはCP2へいかにして短時間でリカバーするかが勝敗を分ける格好となった。
チームスガワラのスペースレンジャーFTは、やはり右へ行ってしまったが、菅原照仁ナビがまもなくミスコースに気付き、戻りながら平坦なところを見つけて元のコースにカットすることでロスを最小限にとどめ、カミオン総合4番手でゴールした。一方、CP1まで先行していたチャギュインのカマズはこのミスコースからのリカバーのため入り込んだ砂丘にはまった模様で、到着が遅れた。このため、カミオンの総合順位でチームスガワラは2位のカマズとの差を大幅に詰め、49分差としている。明日は東進してティジカへ。明後日に予定されている2回めのループコースが一つのハイライトとなりそうだ。
ドライバー菅原義正
今日は岩場ではタイヤをケアして走り、ミスコースからのリカバーもクルマに負担をかけないルートを探したので、ノーパンクで全体にスムーズにこなせました。ミスコースしたところはちょうどライフさんの後についていて埃がひどく、Y字でも平行にすすんだあとで合流する、いわゆる平行ピストだと思って右に切ったら違う道ということに。
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ナビゲーター鈴木誠一
昨日あて板をして溶接したキャブアーチ左基部にちょっとですが、またクラックが入ったので、溶接します。今日は上り坂が多かったのか、砂が重かったのか、水温も上がり気味でしたね。それ以外はOKですよ。
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ナビゲーター菅原照仁
ミスコースしたY字はかんたんな所なんですが、風向きの関係で右に避けてくのと、その先に出来たキャンプ場への出入り車両の轍が災いしました。戻る際もミスして入ってくる車両が多く、正面衝突しそうで危なかったです。ロスは30分、距離は25km程度でしょうか。
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