OVER 10 LITTER CAMION

TEAM KAMAZ MASTER  /  KAMAZ 4911 (ロシア)  http://www.kamazmaster.ru/
KAMAZかつて「カミオン部門の暴れん坊」と呼ばれリタイヤを繰り返していたカマズも、現在はパリダカ5連勝中と絶対的な強さを誇る常勝軍団へと成長を遂げた。中でもエース・チャギュインは7年間で5勝と抜群の速さと安定感で王者の風格すら漂わせている。ベース車両である4911は850馬力オーバーを発揮する18リッターV8ツインターボを搭載したレース専用車両。

TEAM GAULOISES DE ROOY  /  GINAF (オランダ)  http://www.dakar-derooy.com/
GINAF80 年代のパリダカで1200馬力のツインエンジンを搭載した最強カミオンを率いて話題となった名物ドライバー、ヤン・デルーイが02年大会より復帰。初年度は6位と奮わなかったが、その後は年々体制を強化し、800馬力オーバーの新型車両を続々と開発。毎年、カマズと優勝争いを繰り広げるも、詰めの甘さが目立ち、復帰後の優勝は果たせていない。06年大会ではレギュレーションによる失格で出場できず、今大会はジナフでの参戦で優勝を狙う。

LOPLAIS TATRA TEAM  /  TATRA T815 (チェコ)  http://www.loprais.cz/
TATRAエースのロプライスはパリダカで優勝6回、2位4回、3位2回というカミオンクラスの重鎮。しかし、02年に準優勝を獲得してからはトラブルが相次ぎ、03年は大クラッシュで早期リタイヤ、04年はゴール直前のトラブルに泣き、05年、06年は途中リタイヤと実力を出し切れないレースが続き、惜しまれながら06年限りで引退を表明。07年大会はKHD製16リッターV8インタークーラーターボを780馬力にパワーアップし、足廻りを大幅に改良した車両を息子に託し、巻き返しを図る。

TEAM EXACT MAN  /  MAN TGA 4X4 special (ドイツ)  http://www.teamtridec-dakar.nl/
MAN05 年からパリダカに挑んでいる新興チームであるが、ダフをコピーしたシャーシユニットに、モーターボート向けにチューンされた700馬力のマン製エンジンを搭載したマシンは非常に完成度が高く、序盤から上位争いを繰り広げた。初年度こそ経験不足で結果を残すことはできなかったが、06年大会は体制の強化を図り、レーシングカミオン3台+アシスタンスカミオンというワークス並の布陣で参戦。総合2位を獲得した。

HANS BEKX TEAM SPORT  /  DAF CF75 (オランダ)  http://www.hansbekxteamsport.nl/
BEKX98 年からジナフで参戦を続けていたベックスが05年大会よりダフをチョイス。ダフから車両提供を受けるプライベートチームではあるが、自ら車両開発を進め、05年大会は最後までカマズとの優勝争いを繰り広げた。しかし、ダカール到着時の再検査で車両レギュレーション違反が発覚し、失格処分に。ダカールの海岸で総合2位のポジションを失った。06年大会もまた、レギュレーションによる失格で出場できなかった。

TEAM PETROBRAS LUBRAX & TEAM LIVE SCORE  /  TATRA T815 (チェコ)  http://tomastomecek.cz/
TATRAブラジルの石油公社・ペトロブラスのスポンサードを受け参戦を続けるタトラのサテライトチーム。ブラジル人のデ・アヴェゼベドとタトラの元ワークスドライバー・トメックとのコンビで毎年、優勝争いを繰り広げていたが、05年度からトメックが独立。サテライトチームとはいえ空冷の19リッターV12ツインターボを搭載し、タトラの雄・ロプライスを上回る速さを見せる。

TEAM MOTORSPORT ITALIA  /  IVECO AT190T44W (イタリア)  http://www.motorsportitalia.com/
IVECOイベコは98年より元WRCチャンピオンのミキ・ビアシオンを擁し、レンジャーと同じ10L以下の車両で参戦を続けてきたが、06年大会にはハイパワーの13リッターエンジンを搭載した3台の新型車両を投入。無冠の帝王マーク・アレンと共に、大会序盤は連日、トップ5に名を連ねる速さをみせた。まだ開発途上の車両であるが、次大会にはベテランのビスマラも加わり、最強布陣で上位入賞を狙う。

TEAM GINAF RALLY POWER  /  GINAF X2222 (オランダ)  http://www.ginafrallypower.nl/
GINAFジナフのシャーシユニットに950馬力を発揮するキャタピラー(CAT)製18リッター直6ターボを組み合わせた文字通りのモンスターカミオン。車両総重量は 9,500kgでトンあたり100馬力を誇り、圧倒的なパンチ力は他の追従を許さない。しかしまだドライバーがカミオンの操作に慣れておらず、そのポテンシャルを活かしきれていないのが現状だ。

UNDER 10 LITTER CAMION

MERCEDS UNIMOG U500 (ドイツ)

新型ウニモグU500は、パリダカ以外のラリーレイドにも積極的に参戦し、年々、戦闘力を向上させている。ウニモグはもともと悪路走破性には定評があり、エンジンをチューンした現行車はレンジャーに匹敵する速さをみせる。近年、繰り広げられたレンジャーとの死闘は記憶に新しい。ビスマラはイベコに移籍したが、レンジャーにとっては依然侮れない存在だ。

UNIMOG

IVECO EUROCARGO 140E24 (イタリア)

車体は排気量6リッターとレンジャーよりひとまわり小振りだが、元WRCチャンピオンのミキ・ビアシオンによるチューンアップで区間によってはレンジャーを上回る速さをみせる。05年大会は僚友に無冠の帝王マーク・アレンを迎え、新型車を投入。エンジンパワーも400馬力にアップし、レンジャーと接戦を繰り広げた。

IVECO

MAN L2000 (ドイツ)

97 年に日野レンジャーを駆り総合優勝を果たしたJ.P.ライフが開発を担当し、自らがステアリングを握るL90は、450馬力を発揮するスペシャルエンジンを搭載。各チームのクイックアシスタンスという位置づけで、毎年20台ちかくがエントリーリストに名を連ねる。

MAN

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