2008/08/04〜08/11 RALLY MONGOLIA 2008

ポテンシャルの高さを確認するも、リタイヤに終わる

 次回のパリダカに向け、エンジンをミッドシップ化するなど大幅な改良を施した車両のポテンシャルを確認することに加え、南米の山岳地帯を想定したデータ収集を目的に、8月にモンゴルで開催されたRally Mongolia 2008に菅原照仁/鈴木誠一組の2号車が参戦した。参戦車両は新レギュレーションに基づき、エンジン搭載位置を420mm後方に移動し、前後の重量バランスを最適化。それに伴いホイールベースを120mm延長し、リアボディの軽量化を図るなど、意欲的な改造が施された09年仕様を持ち込んだ。
 テストを主な目的とした参戦とはいえ、レンジャーは初日から好タイムを連発し、競技4日目には二輪・四輪を含めた総合順位で5位に浮上。172km/hの最高速もマークし、その迫力ある走りは現地でも大きな話題となった。しかし、6日目のステージでラジエターホースのジョイント部からの冷却水漏れの影響でエンジンにダメージを負ったため、リタイヤを決断した。
 レースとしては残念な結果となったが、前後バランスを最適化したことによる悪路走破性は格段に向上しており、ポテンシャルの高さは実証されたため、今後は不具合点の改善を行い、本番に挑む。


 
ドライバー・菅原照仁のコメント
リタイヤという結果は残念ですが、今回の参戦で大きな手応えを得ることができました。特にギャップの通過スピードが大幅に上がっており、本番が楽しみです。また、今回のテストでネガティブ面も確認できたので、さらなる改良を加え、本番に挑みたいと思います。


Rally Mongolia 2008概要

大会名称 FAcoat RALLY MONGOLIA 2008
INTERNATIONAL CROSS COUNTRY RALLY
大会主催 SSER ORGANISATION
開催国モンゴル
走行距離約3,600km

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