2009/08/03〜08/10 RALLY MONGOLIA 2009

仮想ダカールラリーを四輪部門総合3位でゴール

 2010年のダカールラリーに向け、改良を図った日野レンジャーで菅原照仁/羽村勝美/杉浦博之組がRally Mongolia 2009 に参戦した。主な改良点はラジエータファンの電動化やオイルクーラーの追加による冷却系の見直し、ダカールラリーでトラブルの発生したディファレンシャルの改善、ショックアブソーバの変更による悪路走破性の向上など、タイムに直結する重要な部分で、その効果が期待された。
 今回のコースは標高3,000mの峠越えや灼熱のゴビ砂漠などのステージが盛り込まれ、総走行距離は3,318km。距離は短いものの、まさに仮想ダカールラリーと言えるほど条件が似ており、次回のダカールラリーにおいて上位入賞を目指す日野レンジャーにとっては、最適なデータ収集の場となった。
 レースでは初日のスペシャルステージから、電動ファンの容量不足により、オーバーヒート傾向となり、全開走行が出来ず我慢の走行となったが、ショックアブソーバの変更による足廻りの動きは好調で四輪部門3位のタイムをたたき出した。ラリー中盤、天候不良による気温の低下に助けられながらの走行で、確実に日程を消化し、終盤、周囲のマシンがトラブルに見舞われる中、順位を上げ、総合6位、四輪部門3位でゴールを果たした。
 今回の結果を踏まえ、不具合点の対策を施し、ダカールラリーの本番へ挑む。


 
ドライバー・菅原照仁のコメント
エンジン冷却の課題は残りましたが、本番に向けとても有意義なテストができました。特に足廻りのセッティングは絶妙で、悪路走破性は間違いなく、トップレベルの車両となりました。冷却の問題はすでに改善策を考えているので大丈夫です。


Rally Mongolia 2009概要

大会名称 FAcoat RALLY MONGOLIA 2009
INTERNATIONAL CROSS COUNTRY RALLY
大会主催 SSER ORGANISATION
開催国モンゴル
走行距離約3,318km

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