シャルムエルシェイク〜シャルムエルシェイク(エジプト) TOTAL 56km(S.S. 34km)

チームスガワラ、カミオンクラス5位入賞!
レンジャーは中型車中トップでフィニッシュを飾る



1412KABIROV23' 12" 
2400SUGAWARA23' 29" 
3407TCHAGUINE23' 41" 
4410DE AZEVEDO23' 52" 
5409DE ROOY24' 24" 
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1407TCHAGUINE 
2410DE AZEVEDO 
3412KABIROV 
4409DE ROOY 
5400SUGAWARA 
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 第25回目のダカールラリー「テレフォニカ・ダカール」は19日、エジプトのシャルム・エル・シェイク近郊で34KmのSSを含む56kmの最終ステージを行い、19日間の全日程を終了した。シナイ半島の南端、紅海に面したビーチホテルの外庭にはコンクリート造りの頑丈なポディアムが設けられ、カミオンも上がって仮表彰を実施。カミオンクラス総合5位でフィニッシュしたチームスガワラの日野スペースレンジャーFTもエアホーンを高らかに鳴らして、歓声に応えながらポディアムに進んだ。
 フロントエンジンを義務つけたカミオンクラスの新レギュレーションにより、再び大型車勢と同じクラスでの戦いとなった今回は、チュニジア〜リビア〜エジプトというダカールラリーとしては例外的な新ルートを舞台に中型車ベースのレンジャーにとって必ずしも有利とはいえない高速ステージが連続。チームスガワラにとっては苦しい戦いとなった。それでも積極的な走りを続けるうちにライバル勢が一台、また一台とミスを犯して戦線を離脱。ベテランらしくじわじわと順位を上げると、終盤の岩場など難易度の高いステージも難なくこなしていった。競技車のレンジャーは97年大会から使用しているが、毎年改良を進めた結果、今回はサスペンションセッティングもほぼ満足の行く仕上りに。走行中の衝撃が乗員に伝わりにくくなり、クルーの疲労度が下がったことも好走の一因となっている。カミオンクラスの総合優勝を目標とするチームにとって、今回の結果は悔しさも残る半面、体制を考えれば一定の満足も得られるもの。今後も引き続き挑戦を続けたいと、チーム代表の菅原義正は総括した。
 

カミオンドライバー・菅原義正
みなさんの夢を載せて無事シャルム・エル・シェイクにゴールすることが出来てほっとしました。今回は苦しい戦いが続き、順位も5番手にとどまりましたが、全員が頑張った結果として、満足の行くものです。応援いただき、本当にありがとうございました。チームスガワラの挑戦はこれからも続きます

カミオンナビゲーター・鈴木誠一
今回はサスペンションのセッティングが上手く決まったことで様々なストレスの掛かり方が少なくなり、故障も確実に減りました。また、地域的にも暑いところがなく、体力的にも楽な大会でしたね。結局パンクも一本もなし。エンジンが多少タレ気味のようですが、基本的にはノートラブルです。

カミオンナビゲーター・菅原照仁
2年ぶりにナビゲーターを担当して、難易度の高いステージを期待したのですが、全体的に難しくない大会でした。今後、ナビゲーターについては新しい若い人を育てて行ければと思います。