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STAGE-13
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1/19 WAHA-KHOFRA
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TOTAL 647km(S.S. 610km)
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T4-1クラスのSSトップを連覇
昨日に続く高速コースでは大アクシデントも発生
ワハの6台づつスタートでカマズ、タトラをリードするスペースレンジャーFT
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砂漠の真中にあるオアシスの趣きを持つワハは、リビア国内一の石油精製基地の町。石油会社のアメリカ製ピックアップトラックが大勢行き交い、雰囲気はアフリカというより中東である。本日、コフラにかけてのSSは昨日に似たフラットで堅く締まった砂の上を行く高速コースだが、ところどころには砂丘も待ちうけ、あくまで油断は禁物だ。
SSのスタートはフラットで広大な砂漠を利用してオートバイは3組に分けての一斉スタート、4輪は6台づつ3分間隔という変則的な方式が取り入れられていた。花火ロケットの合図で一斉に走り出す競技車は文字通り後塵を拝することを嫌って全開で加速していく。カミオンクラスも昨日のSS順位順に6台が並べられ、第1組ではチームスガワラのスペースレンジャーFTが猛然とスパート。カマズ、タトラを従えて砂丘の彼方へ消えていった。
しかし、その頃、65キロ地点では先行した4輪部門の第2組、篠塚建次郎、C・スーザ、D・メビウス、M・プリエトの4台が先を争って走行中に砂丘で大ジャンプを喫し、クラッシュ・転倒によりクルー8人全員が重傷を負う大きなアクシデントが発生していた。手前の砂丘群はなだらかに下っていたのにそこだけが急角度にえぐられた形状で、バトルの白熱により頂上で減速して前方を充分確認出来なかったのが原因と考えられる。改めて高速ステージの恐ろしさを感じさせる出来事だった。
レンジャーは同現場も慎重に通過し、その後大きな砂丘では大事を取って迂回したため、数分をロスし、カマズ、タトラ勢の先行を許すことに。それでもトップから43分遅れの総合6位、T4-1クラスのトップで無事ゴールした。この結果により同クラス2位のバウエールのユニモグには約10分のリードを加えたが、一方、スクレノフスキーのタトラに7分先行されたため、総合の5位争いはいよいよ僅少差となってきた。ラリーは明日リビアを離れ、いよいよ最後の通過国エジプトに入る。
■チームクルーのコメント
ドライバー・菅原義正
今日は4輪の事故を目の当たりにして、改めて砂丘に潜む危険を痛感しました。チュニスの病院に運ばれた篠塚さんも命には別状はないとのこと安心しています。我々の車両は快調で、同時スタートでは加速のよさも体感。また、最高速度もカマズやタトラにひけを取らないことがわかりましたが、坂道でのトルクやギャップの通過速度では大型車との差を感じざるを得ません。とにかく、気を抜かずに全力でカイロを目指します。
エアメカニック・矢口義光
昨日がマラソン行程だったので、一日早くここコフラに来ていたのですが、夜半の気温は零下4度!まあ寒いの寒くないのって、大変です。到着したレンジャーは全くノートラブルなので、入念に点検作業を行う予定です。
■カミオン部門暫定SS順位
(第13日目終了後)
順位
車番
部門
ドライバー
車種
総合タイム
1
407
T4-3
K.ロプライス
タトラ
5h 23' 46"
2
408
T4-3
A.D.アゼヴェド
タトラ
5h 23' 57"
3
409
T4-3
V.チャギュイン
カマズ
5h 51' 32"
4
416
T4-3
F.カビロフ
カマズ
5h 51' 44"
5
414
T4-3
B.スクレノフスキー
タトラ
6h 00' 13"
6
400
T4-1
菅原 義正
日野スペースレンジャーFT
6h 07' 28"
7
404
T4-1
K.バウエール
メルセデス
6h 17' 42"
8
403
T4-1
T.グィド
メルセデス
6h 54' 43"
9
402
T4-1
D.カノニコ
メルセデス
7h 18' 15"
10
415
T4-1
J.P.ライフ
マン
7h 33' 17"
■カミオン部門暫定総合順位
(第13日目終了後)
順位
車番
部門
ドライバー
車種
総合タイム
1
409
T4-3
V.チャギュイン
カマズ
41h 06' 21"
2
408
T4-3
A.D.アゼヴェド
タトラ
41h 23' 30"
3
407
T4-3
K.ロプライス
タトラ
41h 40' 05"
4
416
T4-3
F.カビロフ
カマズ
41h 54' 09"
5
400
T4-1
菅原 義正
日野スペースレンジャーFT
44h 03' 49"
6
414
T4-3
B.スクレノフスキー
タトラ
44h 11' 26"
7
404
T4-1
K.バウエール
メルセデス
45h 39' 00"
8
418
T4-1
J.P.ボゾネ
メルセデス
48h 46' 18"
9
421
T4-1
R.ジンブル
メルセデス
49h 12' 51"
10
415
T4-1
J.P.ライフ
マン
49h 38' 44"
※
カミオン部門(T4)のクラス分け
T4-1:
フロントエンジン(標準)搭載の4輪駆動車
T4-2:
フロントエンジン(標準)搭載の6又は8輪駆動車
T4-3:
ミッドシップエンジン搭載車