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STAGE-16
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1/22 DAKHLA-WADI RAYAN
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TOTAL 722km(S.S. 416km)
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最後の勝負、SS総合3番手でタトラ2号車をうっちゃる
チームスガワラ、T4−1クラストップ/カミオン総合5位でピラミッドへ
22日早朝、ダクラのビバークで出発準備をするクルー
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パリ・ダカール・カイロもいよいよ大詰め。22日はダクラからワジ・ラヤンにかけて416キロのSSを含む行程が実施された。事実上最後の競技区間となるこのステージは、砂丘あり、ツイスティなピストありと、久しぶりに本来のパリ・ダカらしいテクニカルコースで、ここまで直線の最高速勝負ばかりでいささかうんざりしていた参加者たちもやっと溜飲を下げた様子だった。
カミオンクラスでもタトラのロプライスがSSトップを取り、これにカマズのチャギュインが僅差で続く。そしてチームスガワラのスペースレンジャーFTもトップから遅れること33分余りの総合3番手でゴールして気を吐いた。昨日の総合順位で総合5位のチームスガワラはワークスタトラの2号車、スクレノフスキーに背後僅か1分差に迫られたが、今日はスタートして100キロほどでこれを抜き去り、さらに30分以上の差をつけることに成功。この結果により、T4−1クラストップの座をかためると共に、ミッドシップエンジンの大型車勢に割って入るカミオン総合5位と、今年創設された新クラス分けによるフロントエンジン搭載の4輪駆動車部門のT4−1クラス優勝をほぼ確実なものとした。
同部門はFIAが近い将来プロトタイプ的存在であるミッドシップエンジン搭載トラックを競技から排除するべく設けたもので、カミオンクラスで今後の主流となるべきもの。ただし、当面ミッドシップも認めている関係上、従来の排気量区分が廃されており、中型車クラスのレンジャーにとって大型車が大半を占める同部門を制することは、相応の戦績と言えよう。ともあれ、長かったラリーもあと1日。明日23日は130キロのリエゾンでカイロ近郊へ移動後、10キロの最終SSを行い、現地時間1時頃にはギザのピラミッド前にゴールする予定だ。
■チームクルーのコメント
ドライバー・菅原義正
今日のコースは砂丘も出てきたし、くねくねした道だとか、いつものパリ・ダカのようにちょっと難しい設定で、ああやっとパリ・ダカを走ったという気持ち。クルマを壊すといけないのでそれほど無茶をしたわけではありませんが、昨日元気だったタトラの2号車はすんなりパスすることが出来ました。明日のSSは殆ど順位に影響はないでしょうが、91年にゴール3キロ手前のエンジンブローで優勝を逃したロプライスの言うように、パリ・ダカはゴールしてみなければ分かりません。いつものように落ち着いて最後まで確実にレンジャーを走らせたいと思っています。
■カミオン部門暫定SS順位
(第16日目終了後)
順位
車番
部門
ドライバー
車種
総合タイム
1
407
T4-3
K.ロプライス
タトラ
5h 27' 31"
2
409
T4-3
V.チャギュイン
カマズ
5h 35' 08"
3
400
T4-1
菅原 義正
日野スペースレンジャーFT
6h 00' 36"
4
416
T4-3
F.カビロフ
カマズ
6h 14' 05"
5
414
T4-3
B.スクレノフスキー
タトラ
6h 33' 19"
6
408
T4-3
A.D.アゼヴェド
タトラ
6h 46' 06"
7
415
T4-1
J.P.ライフ
マン
6h 53' 21"
8
418
T4-1
J.P.ボゾネ
メルセデス
7h 08' 45"
9
421
T4-1
R.ジンブル
メルセデス
7h 27' 44"
■カミオン部門暫定総合順位
(第16日目終了後)
順位
車番
部門
ドライバー
車種
総合タイム
1
409
T4-3
V.チャギュイン
カマズ
58h 16' 39"
2
407
T4-3
K.ロプライス
タトラ
58h 33' 00"
3
408
T4-3
A.D.アゼヴェド
タトラ
59h 40' 50"
4
416
T4-3
F.カビロフ
カマズ
59h 40' 59"
5
400
T4-1
菅原 義正
日野スペースレンジャーFT
62h 56' 16"
6
414
T4-3
B.スクレノフスキー
タトラ
63h 30' 01"
7
418
T4-1
J.P.ボゾネ
メルセデス
70h 58' 57"
8
421
T4-1
R.ジンブル
メルセデス
71h 45' 45"
9
415
T4-1
J.P.ライフ
マン
73h 49' 55"
※
カミオン部門(T4)のクラス分け
T4−1:
フロントエンジン(標準)搭載の4輪駆動車
T4−2:
フロントエンジン(標準)搭載の6又は8輪駆動車
T4−3:
ミッドシップエンジン搭載車