STAGE-21/7 TAMBACOUNDA-KAYESTOTAL 359km(S.S. 212km)

ブッシュと埃の我慢ステージでT4クラス2番手を記録!
カミオン総合順位でも3位に浮上。
ただし僅少差で、ラリーはまだまだ序の口。

 
スペースレンジャーFT
カイエのビバークに到着したスペースレンジャーFT
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 2日目のステージはセネガルのタンバクンダからマリのカイエまで。当初はこの先にあるニオロが目的地だったがスタート前に変更されたものだ。このため、ダカールからアガデスを目指すという、97年に近い前半戦の中でも、ひときわ似た行程に。コースは前半部にスピードの出せるひらけたところもあったが、大半はブッシュ、それも草というよりは森の中を行くような箇所も多く、背の高いカミオン勢は苦戦を強いられた。
 この区間でトップを取ったのはカマズのチャギュイン車。しかしチームスガワラのスペースレンジャーFTもこれに食らいつき、2番手でフィニッシュ。フロントエンジン4×4の新1クラスでは堂々のトップに、カミオンクラスの総合でもチャギュイン、タトラのデ・アゼヴェドに続く3位に浮上した。明日バマコへの行程も埃のひどい中、狭い道での接戦が予想されるだけに、早いスタート順は有利。木立の接触によるボディ、フロントガラス、バックミラー等へのダメージは若干あるものの、車両としては完調で、今大会はじめてエアメカ不在のマラソン行程となるカイエのビバークでも3人が分担しての点検作業を粛々とこなしていた。

■チームクルーのコメント
菅原義正 ドライバー・菅原義正
序盤戦ですから決して無理をしているわけではありませんが、改良したフロントサスペンションの具合が良いこともあって、ペースが上がっています。今日はカマズについて行けたし、良い感触ですね。
鈴木誠一 ナビゲーター・鈴木誠一
ボディは傷だらけになってしまいましたが、本体は問題なし。フロントガラスもまだ交換するほどではありませんから、また補修ですね。
菅原照仁 ナビゲーター・菅原照仁
今日はもう森みたいに狭くてトラックには大変。ナビゲーションは難しくなかった、というか間違いようのない一本道みたいなところでした。

■カミオン部門暫定SS順位(第2日目終了後)
順位 車番 部門 ドライバー 車種 総合タイム
1 409 T4-3 V.チャギュイン カマズ 2h 49' 26"
2 400 T4-1 菅原 義正 日野スペースレンジャーFT 2h 53' 28"
3 407 T4-3 K.ロプライス タトラ 2h 54' 19"
4 416 T4-3 F.カビロフ カマズ 2h 54' 50"
5 408 T4-3 A.D.アゼヴェド タトラ 2h 56' 39"
6 415 T4-1 J.P.ライフ マン 2h 57' 17"
7 404 T4-1 K.バウエール メルセデス 3h 09' 41"

■カミオン部門暫定総合順位(第2日目終了後)
順位 車番 部門 ドライバー 車種 総合タイム
1 409 T4-3 V.チャギュイン カマズ 7h 23' 33"
2 408 T4-3 A.D.アゼヴェド タトラ 7h 27' 34"
3 400 T4-1 菅原 義正 日野スペースレンジャーFT 7h 35' 02"
4 416 T4-3 F.カビロフ カマズ 7h 35' 02"
5 415 T4-1 J.P.ライフ マン 7h 41' 43"
6 407 T4-3 K.ロプライス タトラ 7h 42' 09"
7 414 T4-3 B.スクレノフスキー タトラ 7h 44' 06"
8 404 T4-1 K.バウエール メルセデス 8h 00' 22"
 ※ カミオン部門(T4)のクラス分け
T4−1: フロントエンジン(標準)搭載の4輪駆動車
T4−2: フロントエンジン(標準)搭載の6又は8輪駆動車
T4−3: ミッドシップエンジン搭載車