 サバ行きのボーディングリストの発表された掲示板に見入るチームスガワラのクルー。 | 拡大写真>>> |
|
 バイクの三人乗りではしゃぐTSOのユベール・オリオール(オーガナイザー)、ロジャー・カルマノビッツ(ロジスティクス担当)、パトリック・ザニロリ(コース・ディレクター)。 | 拡大写真>>> |
|
ニアメでの待機も4日目。多くの参加者がホテルに投宿しているため、ビバークは食事処以外は閑散としている。18回ですべての車両と機材を運搬する輸送作戦も順調に推移している様子で、主催者にも落ち着きと余裕が見られるようになってきた。また、17日の競技スケジュールも発表になるなど、ダカールラリーはテロの脅威から序々に本来の競技に戻りつつある。
17日の予定は、サバのビバークを2輪が6時30分、4輪が8時17分からスタートし、まず、アルウィグからワウエルケビールへの当初のSSルートまで300キロのリエゾンを行い、当初のCP2付近から146キロのSSを実施。さらに23キロのリエゾンでワウエルケビールのビバークに到着するというもの。距離も短いため、カミオンも夜早いうちには到着する見込みだ。今夜のサバからの情報によると、現地の気温は2℃で雨が降っているという。後半戦は標高の高いリビアの山岳地帯~エジプトが舞台となるため、日中はともかく夜の冷え込みの厳しい毎日となりそうである。
■チームクルーのコメント
ドライバー・菅原義正
後半戦は17日の短いSSを入れても7ステージ。このうち最終日は10キロのみのギャラリーステージなので、実質的には6回の勝負ということになります。ワウエルケビールからは600キロ近いロングステージが砂の多いところで連続して展開され、18日のワハはエアメカ不在。さらにリビア国内ではT5アシスタンスカミオンも迂回路がなく、SSを後から走ってくるので到着の遅延は必至と、条件は厳しいんです。我々はまずこの区間をノーミスでこなし、相手が砂に埋まるのを待つという作戦です。なにしろステージ数が減ってしまいましたから一つのミスでも挽回するのは大変。改めて気持ちを引き締めて臨む所存です。
|