REST-DAY1/14 NIAMEY

24時間体制で続く空輸作業
車両を送り出したチームはニアメで充電中

 
 フランス外務省、米国防省から注意喚起のあったダカールラリーへのテロ脅威に基づく、ニジェールのニアメからリビアのサバへの車両/人員空輸作業は夜を徹して24時間体制で続いている。パルクフェルメからアントノフへの車両積みこみは担当オフィシャルの手によって行われるため、エントラントはここニアメのビバークでひたすら待ちの体制に。ワークスチームの中には市内のホテルに移動するものも少なくないが、チームスガワラはビバークにとどまり、情報の収集や後半戦に向けての検討に余念がない。安全のためとはいえ、休息日が3日も続くというのは22回のパリ・ダカの中でも例のないことだけに、エントラントにはどうして過ごしたら良いのか当惑の色も隠せないところ。だが、長丁場の中で何があっても最後に結果を出したものの勝ちである。今回で18回目と、日本人最多出場記録を自己更新し続ける菅原義正率いるチームはあくまで落ち着いて予定外の休暇を過ごしている。
 テロに関する注意喚起情報はフランス、アメリカのほか、日本の外務省からも出され、今日はリビアのビザを取得していなかった北米のテレビクルーが急遽リビア入国を諦めパリに戻るといった動きのある半面、ニジェールの地元の人々はいたって平和に普段の生活を続けている。偵察機や無線の更新記録がテロ集団の動きを捉えた由で、動きがあることは事実だが、依然としてその実態は不詳。ラリーの全行程でテロのリスクがあるとの情報がある一方、主催者TSOではリビア国内での危険性を全面的に否定している。

■チームクルーのコメント
菅原義正 ドライバー・菅原義正
今日は地元ニアメの海外青年協力隊のみなさんに夕食をご招待されてきました。また、昨晩は10年ぶりにここの中華料理屋さんに行ったり、ニアメは昔のパリ・ダカがよく通った町なので懐かしい気持ちです。我々は16日に旅客機でサバに飛ぶ予定なので明15日までは待機ということに。明日は後半戦に向けての作戦のお話でもさせて頂こうかと考えております。また、この期間を利用して皆様から頂いた応援メールもじっくり拝見しています。お返事も書きますので、今後ともご声援のほど宜しくお願い致します。