■TOTAL DAKAR 2002の日程
車両検査
2001年12月26日27日(アラス/フランス)
スタート
2001年12月28日(アラス/フランス)
ゴール
2002年1月13日(ダカール/セネガル)
■TOTAL DAKAR 2002の特徴
『ヒューマンアドベンチャー』をキーワードにパリダカの原点復帰をとなえるTSO(代表:ユベール・オリオール)は今大会も多くのアドベンチャースピリッツ満載の企画を打ち出し、競技者ひとりひとりの忍耐力がより求められる設定となっている。主な変更点は以下の通り。

オフロード・ラリー・ワールド・カップからの離脱
パリダカ独自のレギュレーション導入にあたりTSOは2002年度のオフロード・ラリー・ワールド・カップ・シリーズへの参加を見合わせた。この離脱によりパリダカ本来のアドベンチャースピリット色の強い大会が実現される。

車両クラス分けの大幅な変更−ミッドシップカミオンの出場禁止
二輪、四輪ともに細かいクラス分けを廃止し、改造クラス(Super Production)、無改造クラス(Production)に大別された。またカミオンクラスではミッドシップカミオンの出場が完全に不可能となった。

エア・メカニックの大幅な制限
エア・メカニックによるアシスタンスは休息日の1回のみに限定された。これは前年から実施されたアシスタンス全車オンコースの方針が強化されたもので、より一層アシスタンスカーの重要性が高まった。

サハラ横断マラソンステージ
マラソンステージの新しいコンセプトとして2日間に渡る約1500kmのマラソンステージが行われる。このマラソンステージでは1日目のステージ(SS500〜600km程度)が終わった後に6時間の休憩が義務づけられ、その後、約300kmのリエゾンをこなす。リエゾン終了後、1時間のニュートラルタイムをもうけ、2日目のSS(500〜600km)がスタートするというもの。このようなステージが2回行われる予定である。

ニュートラルGPSステージ
パリダカ本来のコマ図とコンパスによるナビゲーションを行うためにGPSの使用制限を実施する。このステージではGPSはカップ指示機能しか使用できず、現在位置を把握することができない。ただし緊急時のために設定コードで機能制限を解除することは可能であるが、この場合ペナルティの対象となる。