テレフォニカ・ダカール2005大会概要とルートインフォメーション

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正式名称Telefonica DAKAR 2005
主  催Amaury Sport Organisation
日  程
書類審査・車両検査2004年12月29日〜31日(バルセロナ)
プロローグ2004年12月31日(バルセロナ)
レーススタート2005年01年01日(バルセロナ)
休息日2005年01年09日(アタール)
レースゴール2005年01月16日(ダカール)
通過国スペイン、モロッコ、モーリタニア、マリ、セネガル
走行距離8,956km(内SS:5,431km)

ルートはヨーロッパをスタートし、ダカールに至るオーソドックスな設定だが、スタート地のバルセロナは昨年の二輪覇者ナニー・ロマのお膝元。熱狂的なファンが多いことで知られ、1月1日に行われるスタートセレモニーには百万人規模の観衆が集い、選手たちの長き厳しい旅立ちに花をそえてくれるに違いない。バルセロナを後にした一行は、グラナダを経由し、ジブラルタル海峡をフェリーで越え、モロッコに上陸。アフリカ大陸の北西部に連なるアトラス山脈を越えれば、そこは広大なサハラ砂漠の入り口だ。アルジェリアの国境をかすめるように荒野を進むと、やがてモーリタニアとの国境にさしかかる。この辺りは未だに紛争の絶えない危険地帯。地元の軍隊に守られ国境を越えた選手達は進路を南に変え、休息日の地・アタールを目指し、どこまでも続く砂の大地をひた走る。いずれにしても今大会の山場は砂丘地帯に囲まれたアタール周辺になるだろう。ラリー終盤は立木の生い茂るブッシュ地帯がメインフィールドとなる。砂漠に比べ下地が固いのでスピードはのるが、一瞬の判断ミスで立木に衝突するといった致命的なダメージを負いかねない。細心の注意を払いブッシュ地帯を抜ければ、ダカールの海岸が勝利者達を迎え入れてくれるだろう。


2005年大会の主なレギュレーション変更点

 
カミオン部門の最高速度規制
近年のカミオンは車両性能の向上が著しく、その異常とも思われるパフォーマンスを制御するため、主催者は150km/hの速度制限を実施する。この速度規制はGPSによって規制され、ステージ終了後に担当員がGPSの走行記録を確認する。
151km/h〜155km/h 1分間につき5分のペナルティ
156km/h〜170km/h 1分間につき15分のペナルティ
171km/h以上 1分間につき30分のペナルティ

セイフティーアラーム「SENTINEL」
二輪、四輪、カミオンが同じルートを走行するパリダカでは、選手同士の接触事故も主催者の懸念材料の1つである。特に二輪プライベーターをスピード差がかけ離れた四輪/カミオンの上位車両が追い越す場合などは、非常に危険な状況であるといえる。そこで次大会からは参加車両に「SENTINEL」という安全装置を取り付け、安全性の向上に努める方針だ。この装置はすでに多くの大会でテストされ、車両の接近を音と光で警告することによって、事前に車両の接近を選手に伝える仕組みとなっている。

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