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STAGE 1 : 2004/12/31BARCELONA - BARCELONA   Liaison:6km - SS:4km - Liaison:8km  Total:18km

2005年のパリダカは熱狂的なファンが多いことで知られるバルセロナで幕を開ける。地中海沿いの海岸に特設される会場では大観衆を前にスーパースペシャルステージが行われるが、砂地の中に人工的に造られたジャンピングスポットや水壕というトラップにはまらないよう注意が必要だ。例年のプロローグ方式と違い、タイムがリザルトに反映されるが、距離も短いこともあり、バルセロナをスタートする前夜祭的な雰囲気に包まれるだろう。

STAGE 2 : 2005/01/01BARCELONA - GRANADA   Liaison:919km  Total:919km

新年を迎えたバルセロナの朝焼けの中、スペイン広場に特設されたポディウムでスターティングセレモニーが開催される。500台近い競技車両が、詰めかけた大観衆に1台ずつ紹介され、一路ダカールを目指し旅立って行く。グラナダまでの行程は919kmの長丁場。SSの設定はなく、ハイウェイ走行が可能なものの、二輪での自走は過酷なロングランとなるだろう。
ホテルでゆっくりとシャワーを浴びれるのもダカールまではお預けだ。

STAGE 3 : 2005/01/02GRANADA - RABAT   Liaison:6km - SS:10km - Liaison:507km  Total:523km

グラナダ近郊の軍事演習場で行われるショートSSは、距離は短いながらも道幅が狭く難解なコースだ。SS後はアルジェシラスの港まで移動し、アフリカへ向かうフェリーに乗船。数時間の航海で夜のモロッコへ上陸する。
タンジェ港でモロッコの民族音楽隊の歓迎を受けた選手達は、リエゾンでラバトのビバークを目指す。約300kmの道程は大半が高速道路を利用するが、比較的交通量の多いモロッコの夜間移動は神経を使う。ビバークの到着は深夜となるだろう。

STAGE 4 : 2005/01/03RABAT - AGADIR   Liaison:122km - SS:123km - Liaison:421km  Total:666km

冷え込みのきついモロッコの朝靄の中、100km強のリエゾンでSSのスタート地点へ向かう。アフリカ上陸後初となるSSは木立の間をハイスピードで抜けるツイスティなコース設定で、一瞬たりとも気が抜けない。また細かい分岐も多くナビゲーションの難易度も高いため、小さなミスが順位に大きく影響する。だが、レースはまだ始まったばかり。そのタイム差は微々たるもので、マイペースで乗り切るのが正しい選択だろう。
SS後は420kmのロングリエゾンで、大西洋の湊町アガディールを目指す。

STAGE 5 : 2005/01/04AGADIR - SMARA   Liaison:240km - SS:381km - Liaison:33km  Total:654km

ラリーも5日目にして、いよいよ本格的なアフリカステージが始まる。380kmのロングSSは地盤が固い石混じりのピストが続き、ギャップの衝撃がマシンに与えるダメージは大きい。ペースを上げれば上げるほど、そのダメージは深刻なものとなり、今後の長丁場を考えると戦い方が難しいステージと言える。また、前車が巻き上げる埃の陰には、大きなトラップが潜んでいる場合が多いため、注意が必要だ。このロングステージを終えた時点で常連組が上位に列ぶことにだろう。

STAGE 6 : 2005/01/05SMARA - ZOUERAT   Liaison:121km - SS:492km - Liaison:9km  Total:622km

スマラを後にした一行は国境を越え、決戦の地モーリタニアに入る。しかし、このステージはまだまだ、決戦の地へ向かうエピローグに過ぎない。序盤、フラットな砂地での全開走行が続き、後半は点在する砂丘群を縫うように抜けていく設定で、難易度は高くない。これからの厳しい戦いに向けた足馴らしといえるステージだ。ここの砂地に手こずるようでは、これからのステージが地獄のような過酷さになることを覚悟すべきだろう。
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