ユーロミルホー・ダカール2006大会概要とルートインフォメーション

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正式名称EUROMILHOES DAKAR 2006
主  催Amaury Sport Organisation
日  程
書類審査・車両検査2005年12月28日〜30日(リスボン)
レーススタート2005年12年31日(リスボン)
休息日2006年01年08日(ヌアクショット)
レースゴール2006年01月15日(ダカール)
通過国ポルトガル、スペイン、モロッコ、モーリタニア、マリ、ギニア、セネガル
走行距離9,043km(内SS:4,813km)

史上空前の参加台数が集う06年大会はポルトガルのリスボンで幕を明け、スペイン、モロッコ、モーリタニア、マリ、ギニアを経由し、ダカールを目指す。ルートの基本ラインはここ数年あまり変わらないが、ヨーロッパ&モロッコでの長距離移動のマンネリ化を打破するため、ポルトガルで行われる2つのSSは両ステージとも100km近くで争われ、モロッコに上陸してからも300kmを超えるSSが連日用意されている。これは「モーリタニアまでは移動するだけ」という従来の概念を覆すもので、参加者の意見を採り入れる現主催者の意気込みの表れといえる。よって今大会は全行程が16日間という短めの設定ではあるが、序盤から息の抜けない戦いが繰り広げられるため、いかに集中力を持続できるかが、勝負の分かれ目となる。もちろん山場はモーリタニアの4ステージとなるが、とりわけズエラからキファに至る休息日を挟んだ3ステージが最大の山場となるだろう。とはいえ、その後のステージも決して気を抜くことはできず、追い越しが困難な狭いステージで人車共にストレスを溜めないことが、ダカールに辿り着く最大のポイントとなる。


2006年大会の主なレギュレーション変更点

 
カミオン部門に加え二輪部門でも最高速度規制を実施
近年、トップライダーの死亡事故が相次いだ影響で二輪部門でも150km/hの速度制限が実施される。この速度規制はGPSによって規制され、ステージ終了後に担当員がGPSの走行記録を確認する。

GPSの大幅な使用制限
従来のパリダカでは各ステージ毎に数十カ所のGPSポイントが公表され、ルートを見失った際にも目的地の方角と距離を把握することができた。そのため、ミスコースの際もリカバーが容易で、ナビゲーションというラリー本来の重要なファクターが失われつつあった。主催者はより一層、競技者にナビゲーションの重要性を再認識させるため、ほとんどのGPSポイントをシークレットとし、スピードの争いだけでない、ラリー本来の競技性を高める方針だ。

イリトラックの装備義務
イリトラックはGPSに衛星携帯電話を組み合わせた最新鋭のシステムで、車両の位置情報をGPSで把握し、その情報を衛星携帯電話回線を経由し一括管理する。よって主催者はすべての参加車両の動向が把握でき、参加者の安全確保が容易となる。また、この情報はインターネットを通じ、誰でも回覧が可能となっている。

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