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STAGE 7 : 2005/01/06ZOUERAT - TICHIT   Liaison:9km - SS:660km  Total:669km

ズエラからティシットまでの道程は、これまでのパリダカで一度も踏み入れなかったルートを越えることになる。いよいよこれからのモーリタニアステージが延々と続く今大会の山場である。前半はフラットな路面に点在する砂丘群に過ぎないが、中盤以降はラクダ草の生い茂るバンピーな砂丘群がどこまでも続く。660kmの行程がその倍以上の距離に感じる、我慢のステージだ。ティシットのビバークでは全車パルクフェルメ(車両保管)となり、一切の整備ができない、正真正銘のマラソンステージである。

STAGE 8 : 2005/01/07TICHIT - TIDJIKJA   SS:520km - Liaison:18km  Total:538km

2002年大会で使われたコースを逆に巡る、コースディレクター・ザニロリ自慢の難コース。ラクダ草に始まり、岩肌に沿って続く荒れた大地を抜け、砂丘、ガレ場、ヒルクライムとバリエーション豊富なステージで、確かに景色は素晴らしいが、競技者にそれを愛でている余裕などない。アベレージが思うように上がらず、苦労する一日となるだろう。ゴール間近のガレ場では焦らず、パンクに注意するのが懸命な選択だ。

STAGE 9 : 2005/01/08TIDJIKJA - ATAR   Liaison:3km - SS:361km - Liaison:35km  Total:399km

主催者はスピードコースと謳っているが、実は大半の選手がアベレージが50km/hにも至らない厳しいコースのはずだ。とにかくティジカ周辺は岩盤に砂が被さっている地帯で、ラリールートには最適の環境であり、地形も複雑でナビゲーションも難解を極める。そして、ゴール前には行く手を阻む砂丘群が待ちかまえており、決して容易なステージとはいえないだろう。ここを乗り切れば、サポート隊が待つ休息の地・アタールだ。

STAGE 10 : 2005/01/10ATAR - ATAR   Liaison:8km - SS:483km - Liaison:8km  Total:499km

休息日明けのループステージは今大会で最も過酷な砂丘越えが待っている。今大会の山場中の山場となるステージだ。スタートからすぐに40kmも続く大砂丘を越え、難所タガの峠を上ると、再び大砂丘が待ち受ける。ここの砂丘でも未だかつて誰も越えたことがないルートにチャレンジする。延々と続く砂丘さえ越えられれば、後半の200kmはハイスピードでアタールに戻る。

STAGE 11 : 2005/01/11ATAR - KIFFA   Liaison:34km - SS:656km - Liaison:5km  Total:685km

厳しい戦いはなおも続く。スタート後すぐにアタールの崖を上る唯一の間道を探し、岩の点在する悪路を抜ける。しばらくは地盤の固い悪路が続くが、徐々に砂の割合が増え、うねりの小さい砂丘地帯に突入する。崖のような砂丘を越える厳しさはないが、砂が柔らかいうえ、小さなうねりが続くため、車両をスタックさせないテクニックが要求される。その後も岩場やガレ場、砂地が続く難易度の高いステージだ。
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