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■12月12日
塗装中
塗装中
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なんだか今年のフランスはどんどん寒くなっていきます。このままだとマイナス十何度に突入の勢いで、暖房なしのヨーロッパのリエゾンが今から思いやられます。そんな寒空の中、白レンジャーの塗装も無事終わり、今晩はガレージで乾き待ち。見た目までもすっかり新車同様になりました。もうすでに他の3台はステッカーもビシッと決まり準備万端。後は白レンジャーにステッカーを張り付け、天気が良ければいつでも写真撮影が可能です。さてお披露目はいつになるのでしょうね。(菅原照仁)

■12月11日
なんかいい感じです
なんかいい感じです
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本日、白レンジャーがついに動きだしました。幌の修理にちょこっと出向いてきただけですが、機関は良好。こちらで休みなく作業を続けた甲斐あって、リーフ交換から始まり、トランスファー交換、キャブのクラック補修、駆動系のチェック、荷台スペースのレイアウト変更、ルーフラックの新規製作などなど主だった作業が無事終了し、新車なみに生まれ変わりました。さらに明日には全塗装を予定しています。まだまだ細かい作業は残っていますが2、3日中に4台揃っての写真撮影を予定しているのでうかうかしてられません。ということで今日の画像はちょっとぼかしぎみ。はっきりした写真は青空の下で4台揃ったものを後日アップしますのでそれまでのお楽しみということで。(菅原照仁)

■12月10日
昨日のコメントのとおり、SSERの佐伯さんのお迎えに一人で行ってきました。高速を運転するのは初めてなので正直なところ出発前からドキドキしていました。しかし、いったん高速に入ってしまうと、交通量の多い少ないに関わらず、あまりの運転のしやすさに驚きました。まず、遅い車は積極的に一番右の走行車線を走るのです。日本のように全ての車線に遅い車が走っていることはなく、そのため追い越しがしやすいのです。特にトラックは一番右の車線を整然と走り、それ以外の車線を走っているのはめったに見かけませんでした。また、行き先などの標識が的確に表現され、たとえばある出口の名前がいきなり出てくることは無く、その前々から順番に表記されているのです。これはパリ市内のいわゆる首都高(日本と同じで交通量が大変多い)でも同じで、ある出口の3つぐらい前からその標識がでてきました。また、高速への出入口は常に右側にあり、その順番にでてくる標識のおかげか突然車線変更する車も無いようで、とても安心して目的地に着くことができました。あとは、通行料の安さでしょうか。いわゆる首都高は無料、往復500kmぐらいの距離でも202フラン(約3500円)しかかからないのです。と、まだまだ気が付いていないところが沢山あると思いますが、フランスの交通事情について自分が住んでいる国との大きな違いに考えさせられた一日でした。(ふっくらしたぶん成長したのでしょうか?:小石沢彰)

■12月9日
早いものでこちらに来て丸3週間がたち、来た頃は寒いと感じないくらいの陽気だったのが、ここにきてグッと冷え込んできました。後続隊の方々はくれぐれも寒さ対策を万全に整えた方がいいですよ。そして明日にはSSERの佐伯さんが合流します。といっても佐伯さんのお迎えにはハカセが1人で行くことになっているので、合流できるかどうかは定かではありません。でも何事も1人でやり遂げることによって成長していくものです。ハカセがふっくらとして日本に帰ってきたからといってばかにしていると痛い目にあいますよ。(菅原照仁)

■12月8日
今日は『マーク』の日。ミトンの友達である彼は今でこそサラリーマンですがパリダカ出場経験もある元溶接工。仕事の合間をぬって土曜日だけ助っ人にきてくれます。先週は白レンジャーのフロント側キャブの補修及び補強をしてもらいました。そして今日は完全に抜け落ちてしまったキャブの床を完璧に補修してくれました。とにかく仕事が早く丁寧でなおかつパリダカを知ってるだけあって補強のツボを心得ており本当に助かります。今のところあさってくらいに白レンジャーは幌の修理に出す予定なので作業の方はますます急ピッチ。もうじきカミオンのお披露目ができそうなのでみなさんお楽しみに。(菅原照仁)

■12月7日
今度のパリダカには『スター』が来ます。スターの名はジョニー・ホリデイ。フランスのプレスリーみたいな存在のとんでもないスターだそうです。もういい年のおっさんなんですが、写真を見ただけでスターのオーラが溢れでてます。彼は若い頃にモンテカルロラリーに出たことがあり、今年のチュニジアラリーでも完走したそうです。そしていよいよパリダカに...といった感じです。パリダカにはメッジと組みメルセデスで出場するそうです。まあこちらのメディアは彼を追っかけることになると思いますが、それでプライベートやカミオンの話題が少なくなってしまうのは勘弁願いたいものです。(菅原照仁)

■12月6日
ランクル到着
ランクル到着
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本日無事にランクルが到着し、今までにも増して大忙し。テロッシェのガレージはますます活気に満ちあふれております。特にバイラーの喜びぶりは相当なもので、自分がハンドルを握るランクルの整備に没頭しております。あっそうそう、バイラーといえば独学で日本語を覚えた努力家ですが、早速フランス語も勉強中ですでに流暢なフランス語をしゃべっております。さらにロシア語は完璧にしゃべれるそうで、カマズチームとの交渉役に一役かってもらうつもりです。(菅原照仁)

■12月5日
次回でパリダカ20周年
次回でパリダカ20周年
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我々の代表・菅原義正は次回のパリダカで参戦20周年を迎えます。今のところパリダカの最多出場記録はラリーレイドモンゴルでもお馴染みのレイモンド・ロワゾーの持つ20回。でも彼はパリダカを引退してしまったため、次回でこの記録に並ぶわけです。しかも菅原は20年連続出場。同じく20回目となるフランスの『ミスター・ノープロブレム』ことスミルビッチと共に表彰してもらえるそうです。そしてこれが20周年を記念してミトンが作ってくれたロゴマーク。1号車はホイールに、アシスタンスカーには荷台にこのマークが輝きます。(菅原照仁)

■12月4日
もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、次回もカミオンのトップゼッケンである400番をいただきました。これで#400での出場は5年連続となり、すっかり板についてきました。ちなみに二輪、四輪のトップゼッケン(#1と#200)は前回の優勝者であるメオーニとクラインシュミット。こちらも定番だったシュレッサーの#200は前回のルール違反でクラインシュミットに奪われてしまった感じです。そして増岡選手は堂々の#201。今回はどんな戦いが展開されるのでしょうか?(菅原照仁)

■12月3日
こちらは昨晩にバイラーも合流し、作業は今までにも増して快調に進んでおります。今回、フランスに例年より早めに入ったのもアシスタンスカミオンの改造が目的です。自分たちのサービスに留まらず他チームのアシスタンスも行うため、準備は万全でなくてはなりません。そのためサービスカミオンとしてのベースを一から作りなおし、尚かつトラブルのないように細心のメンテナンスを行っております。もちろん競技用の1号車の方も準備は万全です。そして5日にはランクルもガレージ入りし、ますます活気溢れること間違いなしです。(菅原照仁)

■12月2日
さて、白レンジャーは目下作業中ですが、自分自身、今回様々な部分を見たり触ったりする機会を今までになく多く持っていますが、そんななかでちょっとした発見がありました。それは、いろんなパーツにそれを製作しただろうと思われる人たちの名前が彫ってあることです。ガレージに朝から晩まで閉じこもって作業をしていると、世界がそこにいる人たちだけしかいないように錯覚してしまいますが、こうやっていろんな名前を見つけると、その人たちの存在感や情熱が感じられ大変心強く思うとともに、その名前の人たちに自分の作業を見られているような気がしてさらに気が引き締まります。(まだへたっぴなんですがアルミ溶接をできるようになりました:小石沢彰)

■12月1日
あなた気持ちを大切に
あなたの気持ちを大切に
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『前へ...』。TEAM SUGAWARAはどんな困難があろうと常に前進を続けます。我々にとって特別の日となった今日も早朝から全力で作業に取り組んできました。その力は強い意志によって支えられているのですが、さらにその根底は多くの方々の気持ちで満ちあふれています。その気持ちを大切にダカールまで運ぶ夢のようなトラックこそが鯉のぼりをかかげた日野レンジャーなのです。魂がこめられた鯉のぼりがアフリカの大地を駆けめぐる時、我々は決して孤独ではないのです。(菅原照仁)