
STAGE 9 : 2004/01/09 | TIDJIKJA - NEMA |
 |  Liaison:3km - SS:736km Total:739km今大会最長のSSで、かつてパリダカの創始者ティエリー・サビーヌが自ら切り開いた難コース。エンジ峠や象の岩といったパリダカの名所を通り抜けるルートは難易度が高いわけではないが、コースのほとんどがフェッシュフェッシュと呼ばれるラクダ草が茂ったフカフカの砂地で争われるため、思うようにアベレージが上がらず競技者を苦しめる。疲れが溜まった選手達の体力や集中力をまるでボディーブローのように奪っていく我慢のステージだ。ごく僅かなトップグループを除いたほとんどの競技者が夜間の走行を強いられるに違いない。
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STAGE 10 : 2004/01/10 | NEMA - MOPTI |
 |  Liaison:4km - SS:345km - Liaison:561km Total:910kmなんと厳しい戦いが続くのだろう。サヘルの大地は砂丘やフェシフェシからは解放されるものの、入りくんだピストが続き、ナビゲーションの難易度は高い。このステージでGPSが制限されるナビゲーションステージが実施されれば、多くの車両がオンコースを見失い、路頭にまようことだろう。一度でもミスを犯せば、CP不通過で取り返しのつかないペナルティーを課せられる可能性もある。短めのSSだが、ナビゲーターは一瞬たりとも気を抜いてはいけない。
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STAGE 11 : 2004/01/11 | MOPTI - BOBO DIOULASSO |
 |  Liaison:64km - SS:458km - Liaison:229km Total:751km世界遺産に指定されているバンディアガラの断崖を抜けるルートが前半戦最後のステージだ。この辺りは雨期になると雨量も多く、ピストは雨の影響で荒れ果てたまま固まっている。また、独自の世界観を持つドゴン族の集落が点在しており、分岐が多く、ルートを見失いやすい。選手達には急な断崖に立ち並ぶドゴン族の集落を眺めている余裕などないだろう。 SSを走りきればブルキナファソの国境だ。ボボ・ディオラッソのビバークまでの道のりは、しばらく忘れていた快適な舗装路が続く。
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STAGE 12 : 2004/01/13 | BOBO DIOULASSO - BAMAKO |
 |  Liaison:88km - SS:213km - Liaison:365km Total:666km休息日明けのステージは比較的軽めの設定だ。しかし、このようなステージこそ思わぬアクシデントに見舞われることが多いので細心の注意が必要だ。バンフォラの森林地帯を抜けるルートはかなりの高速ステージで、アベレージスピードはカミオンでも100km/hちかくに達するだろう。ただ、ほこりが続く一本道は抜きどころが難しく、一歩間違えると大惨事を招きかねない。
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