10リットル以下クラス ワン・ツーフィニッシュ&17年連続完走!   2007年 EUROMILHOES DAKAR

クラス優勝を果たした2号車  
日野自動車は近年、激化するモンスターカミオンの開発競争に対抗すべく、04年以来となる新型車両を投入。 ベース車両は同じだが、ハンドリング性能の向上に重点をおき開発がなされた新型車両を菅原照仁に託し、菅原義正が駆る1号車にもワイドトレッド化等のリチューンが施された。 また、派遣メカニックも6名に増員され、チーム体制の更なる強化も図られた。今大会のカミオン部門には過去最多となる85台がエントリー。 カマズ、ジナフ、マン、タトラ、ダフ等々、大型のモンスターカミオンが大挙して出場し、最も混戦が予想されるカテゴリーとして注目を集めた。

第29回ダカールラリーは1月6日、ポルトガルの首都・リスボンをスタート。 大会直前に治安上の懸念があるとして、山場とされた一部の区間がキャンセルとなり、総走行距離が7,906kmに短縮され、序盤からハイペースの争いとなった。

20台以上のモンスターカミオンがひしめく中、2台の日野レンジャーも序盤からアタックを開始。 初日のステージから難コースが続き、苦戦を強いられる各車を尻目に好位置をキープしたレンジャーは、総合9・10位/排気量10リットル以下のワンツー体制という大会前の下馬評を覆す好成績で前半戦を折り返した。
後半戦に入り、逃げ切りを図りたいレンジャーに対し、トラブルで遅れていたモンスターカミオンが猛追をかけ、その差はジワジワと縮まっていく。 トラブルを最小限に抑えた2号車はなんとか逃げ切り、総合9位を堅持したものの、パンク等のトラブルで若干遅れをとった1号車は総合13位でダカールに到着。 排気量10リットル以下ではワン・ツーフィニッシュを果たし、ダカールに駆けつけた日野自動車・蛇川会長の激励を受けた。

順位 ゼッケン ドライバー 車種
 1  501 ステイシー マン
 2  527 マルデーブ カマズ
 3  512 ロプライス タトラ
 4  513 バンギンケル ジナフ
 5  503 デ・アヴェゼベドル タトラ
 6  508 ジャクコット マン
 7  505 レシェニコフ カマズ
 8  530 ブロワー カマズ
 9  507 菅原照仁 日野レンジャー
 10  516 エクター マン
 11  519 トムチェック タトラ
 12  506 ビスマラ イベコ
 13  504 菅原義正 日野レンジャー
「HINO TEAM SUGAWARA」

1号車 菅原義正/羽村勝美
2号車 菅原照仁/鈴木誠一/小石沢彰
メカニック 佐藤圭 (日野自動車・海外部品サービス部)
メカニック 山本浩二(日野自動車・車両生技部)
メカニック 北村興進(岩手日野自動車)
メカニック 山口昭宏(東京日野自動車)
メカニック 阪田宏幸(大阪日野自動車)
メカニック 吉岡勇二(愛媛日野自動車)
アシスタンスカミオン D.バイラー(モンゴル)




1991年 第13回 PARIS-TRIPORI-DAKAR
1992年 第14回 PARIS-SIRTE-LE CAP
1993年 第15回 PARIS-DAKAR
1994年 第16回 PARIS-DAKAR-PARIS
1995年 第17回 GRANADA-DAKAR
1996年 第18回 GRANADA-DAKAR
1997年 第19回 DAKAR-AGADES-DAKAR
1998年 第20回 PARIS-GRANADA-DAKAR
1999年 第21回 GRANADA-DAKAR
2000年 第22回 PARIS-DAKAR-CAIRO
2001年 第23回 PARIS-DAKAR
2002年 第24回 ARRAS-MADRID-DAKAR
2003年 第25回 TELEFONICA DAKAR
2004年 第26回 TELEFONICA DAKAR
2005年 第27回 TELEFONICA DAKAR
2006年 第28回 EUROMILHOES DAKAR
2007年 第29回 EUROMILHOES DAKAR
2009年 第31回 DAKAR RALLY ARGENTINA-CHILE
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