初の南米大陸での開催、18年連続完走記録樹立!   2009年 DAKAR RALLY ARGENTINA-CHILE

クラス優勝を果たした2号車  
アフリカ諸国の政情不安で08年大会が中止となり、初の南米大会となった09年のダカールラリー。日野チームスガワラは参加カテゴリーをトラック部門の改造クラスに移行し、エンジンをミッドシップに搭載した日野レンジャー2台を南米に持ち込んだ。今大会のトラック部門の出場台数は81台。うち日野レンジャーが区分される排気量10リットル未満クラスの車両は16台であった。

ダカールラリーは30年間の歴史で初めて舞台をアフリカから南米に移し、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスを基点にパタゴニア〜アンデスの山麓地帯〜チリのアタカマ砂漠などを巡る一周16日間、約9,600kmのループ状コースで開催された。

2台の日野レンジャーは序盤戦から、優れた操縦安定性など持ち前のポテンシャルを発揮したが、中盤以降2台ともに砂丘の中で駆動系のトラブルが発生し、無事脱出したもののペナルティタイムの加算によって順位後退を余儀なくされることとなった。それでも7名の日野自動車ならびに全国販社より選抜されたメカニックたちのサポートを受けてゴールし、チームの総合力を如何なく発揮した。目標であった排気量10リットル未満クラスのトップは取れなかったものの、今後の車両開発に向けた貴重なノウハウを習得する極めて有意義な大会となった。
この結果により1991年からダカールラリーに参戦している日野自動車は18年間連続参戦・完走を達成した。また、1号車ドライバーの菅原義正は前人未踏の20年間連続完走という記録を達成し、主催者からもその栄誉を讃えられた。

順位 ゼッケン ドライバー 車種
 1  506 カビロフ カマズ
 2  501 チャギュイン カマズ
 3  505 デロイ イベコ
 4  508 マルデーブ カマズ
 5  507 エスター マン
 6  504 アゼベド タトラ
 7  510 ビラロカ メルセデス
 8  503 ヴァンギンケル ジナフ
 9  514 ジュバンテニー マン
 10  534 スザラー マン
 14  513 菅原照仁 日野レンジャー
 26  511 菅原義正 日野レンジャー
「HINO TEAM SUGAWARA」

1号車 菅原義正/羽村勝美
2号車 菅原照仁/鈴木誠一
メカニック 中村保史(日野自動車・海外部品サービス部)
メカニック 工藤成俊(日野自動車・海外部品サービス部)
メカニック 森田淳平(日野自動車・車両生技部)
メカニック 若林栄次(千葉日野自動車)
メカニック 竹川公博(長野日野自動車)
メカニック 杉本一人(福井日野自動車)
メカニック 浦辺満広(香川日野自動車)
アシスタンスカミオン D.バイラー(モンゴル)




1991年 第13回 PARIS-TRIPORI-DAKAR
1992年 第14回 PARIS-SIRTE-LE CAP
1993年 第15回 PARIS-DAKAR
1994年 第16回 PARIS-DAKAR-PARIS
1995年 第17回 GRANADA-DAKAR
1996年 第18回 GRANADA-DAKAR
1997年 第19回 DAKAR-AGADES-DAKAR
1998年 第20回 PARIS-GRANADA-DAKAR
1999年 第21回 GRANADA-DAKAR
2000年 第22回 PARIS-DAKAR-CAIRO
2001年 第23回 PARIS-DAKAR
2002年 第24回 ARRAS-MADRID-DAKAR
2003年 第25回 TELEFONICA DAKAR
2004年 第26回 TELEFONICA DAKAR
2005年 第27回 TELEFONICA DAKAR
2006年 第28回 EUROMILHOES DAKAR
2007年 第29回 EUROMILHOES DAKAR
2009年 第31回 DAKAR RALLY ARGENTINA-CHILE
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