1月1日、パリをスタートしたレンジャーは、ヨーロッパステージを無難にこなし、モロッコに上陸。本格的なステージが始まった5日目には、早くも総合4番手に浮上し、ミッドシップの大排気量カミオンとがっぷり四つの戦いを展開した。休息日前の数ステージは砂丘の難易度も高く、各車両にトラブルが続出。レンジャーもパンクなどの小さなトラブルに見舞われたものの、サスペンションの改良が功を制し、連日の好タイムで休息日前までに総合3位に浮上した。また、トヨタ・チームアラコにクイックアシスタンス車両としてレンタルされた日野レンジャーも好調をキープし、こちらも総合4位で前半戦を折り返した。 後半戦も難易度の高いステージが続く中、レンジャーは目立ったトラブルもなく安定した走りを見せ、遂に13日目に総合2位に躍進。最後の山場と言われたティシット−ネマ間も好成績をおさめ、3位以下に10時間近い大差をつけてダカールにゴールを果たした。
1号車 菅原義正/鈴木誠一/菅原照仁 マネージャー 鈴木浩一(日野自動車) エアメカニック 宮澤潤一郎(日野自動車)