2013/01/09 Arequipa-Arica
日野自動車提供レポート

ダカールラリー2013がチリへ入国
最後のペルーステージを慎重に走破
2号車が排気量10リットル未満クラスのリードを拡大する


  9日の行程はアレキパ〜アリカ。ラリーはペルーを離れ、チリに入国した。ダカールラリー2013もこの日で5日目。8日までの砂丘ステージの連続ですでに60台近くの競技者が戦列を去ったが、トラック部門のリタイアはわずか3台と同部門の競技レベルが向上傾向にあることを感じさせる。
 
  この日はアレキパのビバークから284kmの移動区間(リエゾン)でチリ国境近くまで移動したあと172kmの競技区間(SS)を実施。再び53kmのリエゾンで国境を越え、海岸沿いにあるアリカのビバークに至るというもの。SSは8日までのような砂丘中心ではなく、枯れ川の底や山越えのワインディングなど堅い路面が中心。なお、2輪部門は全く別のルートが設定された。
 
  日野チームスガワラの2台の日野レンジャーはこの日も堅実に走行。菅原照仁/杉浦博之組の2号車は中型車としては速いペースで走行。この結果総合24位・排気量10リットル未満クラス2位でゴールし、この日までの累計順位はトラック部門総合20位に浮上。クラス1位の座を堅持した。また、菅原義正/羽村勝美組の1号車は埃の酷い中でリスクを避けたペースでSSを走り終えて総合42位・クラス5位。この結果、累計順位は総合32位・クラス5位となった。10日はカラマへ向けて455kmの競技区間を予定している。このあとの2日間はアンデスを越えてアルゼンチンへ向かうため、高い標高が参加者を苦しめそうだ。
 

 

 

1号車ドライバー・菅原義正のコメント
今日のSSは埃が酷く、トラックには狭いところも多かったので、あえてリスクを避けるべく抑えたペースで確実に走りました。もちろんトラブルなどはありません。

 

 

2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
こんなところでどうして競技を?というような酷いルートでした。枯れ川の底やワインディング、最後にはちょっと砂丘もありましたが、狭いし埃は酷いしでつまらなかったです。

 

 

2号車ナビゲーター・杉浦博之のコメント
ナビゲーションはノーミス、もちろんパンクなどもなく、順調な一日でした。明日はイキケ周辺の砂漠がSSの舞台になるようですね。

 

 

メカニック・鈴木誠一のコメント
今晩2号車はドライバーの要望でフロントのサスペンションにリーフ増しを施してハイトを若干アップさせます。1号車はオイル交換くらいでどちらも順調です。

 


1号車(菅原義正/羽村勝美)


2号車(菅原照仁/杉浦博之)