2007/01/09 ER RACHIDIA - OUARZAZATE

モロッコステージでじわじわとポジションをアップ
2号車が10リットル以下車両のSSトップタイムでゴール

 モロッコの2日目はエル・ラシディア〜ワルザザット間で南部モーリタニア国境近くへ大きく迂回する679kmのコースが設定された。SSも405kmの長さがあり、石混じりのグラベルやフェシュフェシュ、終盤には約30kmほど砂丘越えも登場する。参加者にとってはモーリタニアへ向かう前に適当な足慣らしといった格好だ。なお、このSS終了後、2輪参加者はSSゴール間近の場所で単独ビバークとなりワルザザットのビバークにはこない。4輪、カミオンは178kmのリエゾンでワルザザットへ向かい、空港敷地の端に設けられたビバークは2輪不在となった。なお、2輪チームのアシスタンスも規則により2輪のビバークではなく、ここワルザザットで待機する。ちなみに2輪参加者のビバーク場所は明日、タンタンへのSSスタート地点の直近だ。
 このステージで日野チームスガワラの2台の日野レンジャーは持ち前の粘りを見せ、2号車がカミオン部門16位、1号車も18位でゴール。この結果により、総合順位では2号車が部門11位、1号車が13位となった。カミオン部門では昨日のSSでカマズのV・チャギュインがG・デルーイのダフを逆転して首位に立っているが、レンジャーもじわじわと上位への追い上げを見せているところだ。ここワルザザットの空港に設けられたビバークは周囲に茶色いテーブルトップが見え、遠方を冠雪した山脈が囲んでいる。昨夜エル・ラシディアのビバークでも氷点下近くまで冷え込んだが、今夜はそれ以上に気温が下がりそうだ。レンジャーの到着は午後時頃で、すでに夜の冷え込みが始まっていたが、それでも日野自動車ならびに全国販社より派遣された6名のメカニックたちは入念な点検整備作業を行っていた。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
今日はホコリが酷く、先行車をパスするにもリスクが大きく、小さなミスコースもあって最後は2台一緒に走りました。こちらはノートラブル。まだまだこれからですよ。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
SS中に駆動系から異音が出たため止まってチェックしましたが原因は分からず。舗装路で一旦2WD〜4WDを入れなおしたら直ったのですが、念のため、今夜メカサンたちにチェックして頂きます。それ以外、走りは順調です。


 
メカニック・阪田宏幸(大阪日野自動車)のコメント
自分たちは日野プロフィアで移動しているのですが、昨日はモロッコ入国で時間がかかったり、色々あります。眠いですが、体は大丈夫です。


 
メカニック・吉岡勇二(愛媛日野自動車)のコメント
いよいよ現場に来たという実感。最後まで気を抜かずに頑張ります。

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整備点検を受ける2号車>>

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ワルザザットのビバークに到着し、一休みする菅原義正>>

 カミオン部門SS暫定順位
 1   500 チャギュイン カマズ 04:56:13
 2 501 ステイシー マン 05:09:08
 3 527 マルデーブ カマズ 05:25:19
 4 502 J.デルーイ ジナフ 05:33:05
 5 503 デ・アヴェゼベド タトラ 05:34:22
 6 513 バンギンケル ジナフ 05:40:03
 7 509 G.デルーイ ジナフ 05:41:08
 8 519 トムチェック タトラ 05:52:14
 9 530 ブロワー ジナフ 05:55:09
 10 511 ベックス ダフ 05:56:10
 16   507 菅原照仁 日野 06:39:02
 18   504 菅原義正 日野 06:51:52

 カミオン部門総合暫定順位
 1   500 チャギュイン カマズ 09:59:12
 2 501 ステイシー マン 10:23:16
 3 509 G.デルーイ ジナフ 10:54:00
 4 505 レシェニコフ カマズ 11:36:49
 5 527 マルデーブ カマズ 11:41:57
 6 503 デ・アヴェゼベド タトラ 11:50:18
 7 512 ロプライス タトラ 11:53:28
 8 510 マシック リアズ 12:06:57
 9 513 バンギンケル ジナフ 12:19:12
 10 530 ブロワー ジナフ 12:50:24
 11   507 菅原照仁 日野 13:00:55
 13   504 菅原義正 日野 13:16:15

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