2007/01/12 ZOUERAT - ATAR

入念な点検整備で後半戦へ万全の体制
菅原義正が25年連続出場の表彰を受ける

 2007年ダカールラリーは13日、モーリタニアのアタールで中間休息日を迎えた。アタールの飛行場の一角に設けられたビバークは終日整備作業を行うチームや車両の通行で酷いホコリが常に舞う環境。それでも日野自動車ならびに全国販社より派遣された6名のメカニックたちは鈴木誠一メカニックと共に粛々と点検整備作業を行っていた。この日は予定されていた全油脂類の交換やショックアブソーバーのガス充填などがメインメニュー。明日、後半戦の初日はいきなりティシットがマラソンビバークとなってアシスタンス部隊が不在ということもあり、メカニックたちは入念に作業を行っていた。一方、羽村勝美、小石沢彰ナビゲーターはロードブックの予習に集中。SS距離が589kmと今大会最長のティシットへの行程はピスト中心で石がごろごろしている区間と砂地が交互に出てくる様子だ。ともあれ、明日と明後日のティシット〜ネマ、そしてネマ基点のループコース(ネマ〜ネマ)は今大会最大の山場と目され、後半戦初日からいきなり難関に到達することに。ステージが厳しくなるほど真価を発揮する日野レンジャーにとって、ポテンシャルを活かせるSSであることが期待されている。なお、この日夜7時から行われたブリーフィングで菅原義正が25年間連続出場の功績により表彰を受けた。オーガナイザーのエティエンヌ・ラビーニュに紹介されて登壇した菅原義正は笑顔で握手を交わすとラビーニュから記念の盾を授与。25年間の連続出場は大会最多の記録で、参加者たちからも大きな拍手で祝福されていた。ともあれ明日より後半戦。2号車がカミオン部門9位、1号車が10位で排気量10リットル以下のワン・ツー体制と、この上なく順調に中間日を折り返した日野チームスガワラは過酷なモーリタニアステージでさらなる上位を目指す。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
明日から後半戦。ティシットへの行程は基本的にピストなので、パンクに気をつけないと。距離は長いですが、マイペースでがんばります。


 
1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
今年は砂が少ないですね。まだレンジャーのよいところを出せていないように思います。後半戦も引き続きがんばります。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
車両はメカさんのおかげでばっちり。明日は石が多いのでパンクに気をつけていきます。途中、ティジカからティシットの間は柔らかい砂になるはずですが、とにかくネマまで大事に行きたいと思います。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
現在順位は2号車が若干リードしている格好ですが、気にすることなく最後まで集中して走りたい。今日一日かけて整備はきっちり行いました。


 
2号車ナビゲーター・小石沢彰のコメント
初参加の自分には色々と衝撃的なことばかり。自分の知識がいかにちっぽけなものかと痛感しました。ナビゲーションは日々怒られながらがんばっています。

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25年連続出場で主催者から表彰を受けた菅原義正>>

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アタールのビバークで入念な点検整備を行ったメカニック>>

 カミオン部門総合暫定順位
 1   501 ステイシー マン 22:36:57
 2 527 マルデーブ カマズ 24:53:25
 3 513 バンギンケル ジナフ 25:50:11
 4 503 デ・アヴェゼベド タトラ 25:51:58
 5 512 ロプライス タトラ 26:36:45
 6 508 ジャクコット マン 26:51:24
 7 505 レシェニコフ カマズ 27:27:23
 8 530 ブロワー ジナフ 27:59:53
 9   507 菅原照仁 日野 28:33:09
 10   504 菅原義正 日野 28:48:14

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