2007/01/12 ZOUERAT - ATAR

10リットル以下ワン・ツーで前半戦を無事に終了
総合順位でも2号車9位・1号車10位へポジションアップ!

 12日は前半戦最後の行程、ズエラ〜アタール間に542kmのSSが設定された。ズエラの南に位置するアタールだが、SSの後半部は反時計回りで南西部に回り込んでおり、キャメルグラスの茂る砂地の丘陵、短いながらも難易度の高い砂丘越えと難易度の高い路面が延々と続く内容である。542kmに対してSSの通過許容時間(マキシマムタイム)が16時間と長めに設定されていることからも分かるように、文字通り前半戦最大の山場。言い換えればいよいよ今日から本格的な戦いが始まった格好である。ところがこの日は朝から強風が吹き、砂嵐による視界不良に。このためコース監視のヘリコプターが飛べず、急遽CP1後に舗装路と交差する407.60km地点で競技は終了。競技車はその後85kmの舗装路をリエゾンで移動してアタールのビバークに到達した。短縮されたとはいえ、この厳しいSSで日野チームスガワラの日野レンジャーは待ってましたとばかりに持ち前のポテンシャルを発揮。1号車がカミオン部門9位、若干ミスコースを喫した2号車も13位につけて気を吐いた。また、上位車両がSS中で大きく遅れた結果、前半戦終了時点の総合順位では2号車が9位、1号車が10位に浮上し、排気量10リットル以下車両のワン・ツー体制を堅持した。明日はここアタールで中間休息日を迎える。日野自動車ならびに全国販社から派遣された6名のメカニックたちは後半戦に向けてレンジャーをリフレッシュするべく、移動の疲れも見せずにさっそく作業に取り掛かった。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
やっと今日、満足出来る走りが出来ました。風が強く砂も柔らかい難コースで途中でキャンセルされて助かりました。レンジャーは全く問題なし。これから明日にかけて徹底的な整備点検をお願いしています。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
序盤に自分のミスでタイロッドを伸ばしてしまい、止まってトーインの調整をしました。その後ミスコースがあって1号車が先行。そのままゴールした格好です。砂の区間は難しかったですが、前半戦の最終日にしては、あれ?という感じ。もう少し長くても良いような気がします。

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アタールのビバークでレンジャーの到着を待つメカニックたち>>

 カミオン部門SS暫定順位
 1   501 ステイシー マン 04:51:44
 2 508 ジャクコット マン 05:18:36
 3 519 トムチェック タトラ 05:19:41
 4 513 バンギンケル ジナフ 05:21:12
 5 527 マルデーブ カマズ 05:21:33
 6 503 デ・アヴェゼベド タトラ 05:22:59
 7 516 エクター マン 05:30:14
 8 506 ビスマラ イベコ 05:38:30
 9   504 菅原義正 日野 05:43:44
 10 530 ブロワー ジナフ 05:44:18
 13   507 菅原照仁 日野 06:09:05

 カミオン部門総合暫定順位
 1   501 ステイシー マン 22:36:57
 2 527 マルデーブ カマズ 24:53:25
 3 513 バンギンケル ジナフ 25:50:11
 4 503 デ・アヴェゼベド タトラ 25:51:58
 5 512 ロプライス タトラ 26:36:45
 6 508 ジャクコット マン 26:51:24
 7 505 レシェニコフ カマズ 27:17:23
 8 530 ブロワー ジナフ 27:59:53
 9   507 菅原照仁 日野 28:33:09
 10   504 菅原義正 日野 28:48:14

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