2009/01/03 BUENOS AIRES-SANTA ROSA DE LA PAMPA
Liaison 196km / SS 371km / Liaison 166km  Total 733q

初の南米大会がスタート
2日のセレモニースタートのあと3日からはいよいよ競技を開始

初めてアルゼンチン〜チリを舞台とする2009年ダカールラリーがいよいよスタートを切った。今大会のスタート日程は従来のダカールラリーからするとやや変則的で、2日にブエノスアイレス市内でセレモニースタートのみを実施。翌3日はプロローグランは行われず、いきなり371kmのSS(競技区間)を含む 733kmの長丁場でラ・パンパの州都サンタ・ロサへと向かった。最初のSSは同地域に広がるパンパと呼ばれる草原の中を走るフラットなピスト(未舗装路)を行くもので大会中最もハイスピード。固い粘土質の土の上に細かいホコリが乗っていて滑りやすく、先行車のホコリも酷いという、リスキーなステージであった。この区間で日野チームスガワラの2台の日野レンジャーは冷静に自らのペースを守って堅実に走行。中盤の180km地点の村で1号車に追いつき、先行した2号車菅原照仁/鈴木誠一組がカミオン部門18位、1号車菅原義正/羽村勝美組が同19位でゴール。気温30度を超える暑さのため、水温や油温上昇の傾向は見られたものの、その後166kmのリエゾン(移動区間)を消化してまだ明るい時頃サンタ・ローザのビバーク地に無事到着した。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
序盤は砂と土でワダチが出来ていてスピードを出すとステアリングをとられる。その後もトラック一台分しか幅のない箇所もあって溝に落ちたら大変と気をつけて走りました。それにしてもエンジン搭載位置を後退させたことで前後重量配分が改善され、サスの落ち着きの良さに改めて感銘を受けました。


 
1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
2年ぶりのダカールラリーが始まりました。ナビの難しい区間ではなかったのですが、ホコリがすごかったですね。コースはなんだかヨーロッパステージみたいでした。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
順調なスタートが切れました。コースは全然難しくないんですが、ホコリだらけの一日でしたね。ブローバイのオイルを吹いたくらいで車両も問題ありません。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
2日のセレモニースタートは市内の観客が多くてびっくり。今日は暑くなったので車両に負担がかかった感じです。砂埃も酷く、ロードブックにない直角コーナーもあるので突っ込めないですね。

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2日の夜、セレモニースタートを出発する1号車>>

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メカニックたちの声援を受けてスタートをする2号車>>

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大勢の観客の声援を受ける1号車>>

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順調な滑り出しをみせた2号車>>

 カミオン部門SS暫定順位
 1   509 ヴィレット ジナフ 03:15:07
 2 505 デロイ ジナフ 03:15:09
 3 508 マルデーブ カマズ 03:15:29
 4 506 カビロフ カマズ 03:17:07
 5 502 ロプライス タトラ 03:17:52
 6 512 トムチェク タトラ 03:17:54
 7 501 チャギュイン カマズ 03:18:39
 8 504 アゼベド タトラ 03:18:50
 9 527 ヴァンデンブリンク ジナフ 03:24:43
 10 507 エスター マン 03:26:37
 18   513 菅原照仁 日野 03:35:41
 19   511 菅原義正 日野 03:38:10

 カミオン部門総合暫定順位
 1   509 ヴィレット ジナフ 03:15:07
 2 505 デロイ ジナフ 03:15:09
 3 508 マルデーブ カマズ 03:15:29
 4 506 カビロフ カマズ 03:17:07
 5 502 ロプライス タトラ 03:17:52
 6 512 トムチェク タトラ 03:17:54
 7 501 チャギュイン カマズ 03:18:39
 8 504 アゼベド タトラ 03:18:50
 9 527 ヴァンデンブリンク ジナフ 03:24:43
 10 507 エスター マン 03:26:37
 18   513 菅原照仁 日野 03:35:41
 19   511 菅原義正 日野 03:38:10

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