2009/01/13 COPIAPO-COPIAPO
Liaison 20km / SS 670km / Liaison 0km  Total 690q

ループコースで2号車に再びトラブル発生

12日のステージで駆動系トラブルに見舞われた日野チームスガワラの2号車(菅原照仁/鈴木誠一組)はメカニックたちの徹夜の作業によって無事復旧し、 13日の競技に臨んだ。13日のコースはチリのコピアポを基点にアタカマ砂漠を舞台とするループ状で、当初の660kmから476kmに短縮されて実施。コースは言うまでもなく砂漠がほとんどで、終盤には難易度の高い砂丘が設定されていた。このSSを日野レンジャー2号車は1号車のアシストを受けてランデブー走行*1をしていたが、ロードブック*2の複雑な箇所ではぐれてしまった。その後CP3(第3チェックポイント)の手前で2号車は異音が発生したためストップ。調べてみると再びリアデフが損傷しており、後輪への駆動を切って前輪駆動で競技を続けることになった。2輪駆動での砂丘越えは困難を極めたが、脇から回りこんでウェイポイント(通過を義務つけられているGPSポイント)を通過するなど巧みな走行により、33位、カミオン部門総合順位15位(15日時点)で14日の朝4時頃ビバークに到着した。ビバークでは日野メカニックたちが再び迅速な修理を行い、14日レースのスタート時間に遅れることなくコピアポを出発。ただし、天候不順を理由に14日の競技はキャンセルされたため、SSを15位、カミオン部門総合順位25位(15日時点)で無事到着していた1号車と揃ってフィアンバラへとリエゾンで移動した。

*1:複数台(この場合は2台)連なって走行すること。
*2:ラリーのコース地図


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
ギャップなどにも気を遣い、ゆっくり走っていたのですが、再びトラブルが発生してしまいました。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
異音がしてすぐにクルマをとめたので、破損した部品が他に噛みこまずに済みました。ウェイポイントもCPも全部通ってきたのでペナルティはないと思います。

photo
大砂丘を越える1号車>>

photo
砂丘の急斜面を駆け上がる2号車>>

photo
アタカマのビバークで日野レンジャーの到着を待つチームとアシスタンスカー日野プロフィア>>

 カミオン部門SS暫定順位
 1   501 チャギュイン カマズ 05:14:40
 2 505 デロイ ジナフ 05:16:23
 3 506 カビロフ カマズ 05:18:36
 4 508 マルデーブ カマズ 05:46:50
 5 502 ロプライス タトラ 05:47:17
 6 507 エスター マン 05:51:00
 7 504 アゼベド タトラ 05:57:20
 8 510 ビラロカ メルセデス 06:25:16
 9 534 スザラー マン 06:52:31
 10 518 デュイスティル ジナフ 06:59:18
 15   511 菅原義正 日野 08:22:14
 33   513 菅原照仁 日野 14:02:40

 カミオン部門総合暫定順位
 1   506 カビロフ カマズ 40:01:23
 2 501 チャギュイン カマズ 40:01:37
 3 505 デロイ ジナフ 40:33:55
 4 508 マルデーブ カマズ 44:32:57
 5 507 エスター マン 45:38:02
 6 504 アゼベド タトラ 46:49:06
 7 520 スパシル リアズ 50:25:59
 8 534 スザラー マン 51:21:24
 9 502 ロプライス タトラ 51:40:41
 10 510 ビラロカ メルセデス 53:00:08
 15   513 菅原照仁 日野 58:25:48
 25   511 菅原義正 日野 167:16:28

SITE GUIDECONTACT US