2009/01/15 FIAMBALA-LA RIOJA
Liaison 4km / SS 253km / Liaison 261km  Total 518q

ランデブー走行で難関の砂丘を走破

2009年のダカールラリーも、いよいよ終盤戦。15日は、フィアンバラからラ・リオハへの行程で253kmのSS(競技区間)が行われた。アシスタンス不在の、いわゆるマラソンビバークとして設定された、フィアンバラの周辺に広がる砂漠地帯がレースの舞台となり、気温35度以上の酷暑の中で、様々な砂漠が現れる変化に富んだステージである。四輪部門で、序盤から総合首位を快走していたC・サインツ(VW)が、ワジに転落してまさかのリタイアを喫するなど、波乱含みの展開となり、16時45分(現地時間)には、CP2とゴールの間の175km地点で競技はストップされるに至った。

日野チームスガワラの日野レンジャーは、再び1号車が2号車を後方からフォローしながら走行。途中ウェイポイント(通過を義務つけられたGPSポイント)の通過のため、しばらく離れる場面もあったが、ほぼランデブー状態で走りきることになった。2号車はカミオン部門10位、1号車も13位で無事ゴールした。これにより、この日までのタイム累計による総合順位は、2号車が総合15位で排気量10リットル未満クラスで2位、1号車が総合25位で同クラスでは 6位となった。10リットル未満クラスのトップはZ・スザラー組のマンM2000、カミオンの総合トップはV・チャギュインのカマズで、僚友のF・カビロフが1分33秒差で続いている。レーシングサーキットに設けられた、ラ・リオハのビバークに到着した2台の日野レンジャーは、コピアポから先回りしていたアシスタンス部隊と再合流。7名の日野メカニックたちは、終盤の2日間に向けて入念な点検整備を行っている。

明日は、最後のビバークとなるアルゼンチン第2の都市コルドバまで、753kmの行程中に最後のロングSSとなる545kmのレースが予定されていたが、このところの降雨による走行地の状態の悪化により、スタートをCP4の324km地点に移動、SS距離は200kmあまりに短縮されることとなった。


 
1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
ウェイポイントが砂丘の谷間に設置されていたり、非常に難しいコースでしたが、なんとか全部クリアしました。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
今日は本当にゆっくり、ギアも一段高いものを選んで走りきりました。とにかく完走したいです。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
昨日はアシスタンスがいませんでしたが、トラブルがなかったので、さほど整備に時間はかかりませんでした。うーん疲れましたね。

photo
砂の海をいく1号車>>

photo
ラ・リオハのビバークに到着し食事をとる菅原照仁>>

photo
2号車のリアデフをチェックする日野メカニック>>

 カミオン部門SS暫定順位
 1   501 チャギュイン カマズ 04:39:49
 2 506 カビロフ カマズ 04:41:36
 3 505 デロイ ジナフ 05:04:29
 4 503 ヴァンギンケル ジナフ 05:50:29
 5 504 アゼベド タトラ 06:10:58
 6 507 エスター マン 06:20:35
 7 502 ロプライス タトラ 06:21:13
 8 509 ヴィレット ジナフ 06:21:27
 9 508 マルデーブ カマズ 06:32:02
 10   513 菅原照仁 日野 06:43:49
 13   511 菅原義正 日野 07:16:01

 カミオン部門総合暫定順位
 1   501 チャギュイン カマズ 44:41:26
 2 506 カビロフ カマズ 44:42:59
 3 505 デロイ ジナフ 45:38:24
 4 508 マルデーブ カマズ 51:04:59
 5 507 エスター マン 51:58:37
 6 504 アゼベド タトラ 53:00:04
 7 502 ロプライス タトラ 58:01:54
 8 503 ヴァンギンケル ジナフ 59:26:16
 9 510 ビラロカ メルセデス 60:15:14
 10 514 ジュバンテニー マン 64:00:43
 15   513 菅原照仁 日野 71:09:37
 25   511 菅原義正 日野 174:32:29

SITE GUIDECONTACT US