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2009/01/06 JACOBACCI-NEUQUEN Liaison 4km / SS 459km / Liaison 25km Total 488㎞

ワジを越えてネウケンへ
2台の日野レンジャーは着々とポジションを上げる

6日の行程はネオ・ネグロ地方のジャコバッチからネウケン地方の州都ネウケンへと一路北上。4kmのリエゾンのあと459kmのSSが設定され、その後 25kmのリエゾンでネウケンの町へ至るルートである。路面は砂地のピストに始まり、その後岩場やオフロードでのワジ（枯れ川）渡りが連続。終盤にはワジの底を行く部分もあり、アフリカに似たステージとなった。このSSで日野チームスガワラの日野レンジャーは2号車（菅原照仁／鈴木誠一組）が97年大会で日野レンジャーを駆って総合優勝を果たしたJ-P・ライフ（マン）を抑えてカミオン総合16位でフィニッシュ。また、1号車（菅原義正／羽村勝美組）も途中スタックしていた5台を抜いて同19位でフィニッシュした。
この結果により2号車は総合順位で13番手に、1号車も16番手へとポジションを上げることとなった。やっとオフロードらしい路面が多くなってきたこの日は、今大会に向けてエンジン搭載位置の後退やサスペンションの見直し、パワーステアリングの操舵力減少など大幅改良を施した日野レンジャーのポテンシャルを発揮した格好である。昨日までの水温上昇もファンのフルードカップリング（クラッチ）をロックする対策で解決。気持ち良く走れた一日となった。ロングステージは明日も続く。ネウケンの街中にあるスポーツセンターに設けられたビバークでは7名の日野メカニックたちが未明まで入念な点検を行っていた。

1号車ドライバー・菅原義正のコメント
今日も機関良好、ワジやフェシュフェシュでスタックしている車両を尻目に水温も安定して走れました。でもワジの中で二輪と接触したカミオンが止まっていたり、ホコリが多くて危ない箇所もいくつか。明日も気をつけて走ります。

1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
ナビゲーションはホコリの影響もなく、難しいところはありませんでした。それより四輪と絡んで走りやすいところとそうでないところがあり、多少タイムに影響したと思います。

2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
ステアリングをとられるなど、南米の砂が重い（抵抗が大きい）ような気がします。序盤に4～5台先行させたのですが、デコボコなオフロード区間で追いついてしまいました。

2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
今日はタンクの切り替えを忘れてガス欠させてしまいました。エア抜きが必要だったのでタイムをロスしたと思います。また、ワジに降りるところでサイドカバーを変形させたり、まあ色々ありましたね。

メカニック・中村保史（日野自動車）のコメント
ホコリが多いせいか、エアクリーナーの目詰まりが早いですね。また下回りの石によるヒットも多い。水温はファンクラッチをロックさせたら安定しました。みんな元気でやってますよ。

ライバルを振り切りポジションをひとつ上げた2号車>>

砂埃の舞うネウケンのビバークで整備を行うメカニックたち>>

順調な進捗を強調した羽村ナビゲーター>>

カミオン部門SS暫定順位

1 505　デロイジナフ 04:20:27

2 501　チャギュインカマズ 04:21:13

3 506　カビロフカマズ 04:25:22

4 508　マルデーブカマズ 04:29:19

5 507　エスターマン 04:33:57

6 504　アゼベドタトラ 04:35:39

7 502　ロプライスタトラ 04:38:39

8 520　スパシルリアズ 04:40:25

9 512　トムチェクタトラ 04:41:32

10 518　デュイスティルジナフ 04:41:34

16 513　菅原照仁日野 05:13:41

19 511　菅原義正日野 05:25:06

カミオン部門総合暫定順位

1 505　デロイジナフ 15:16:41

2 501　チャギュインカマズ 15:26:55

3 506　カビロフカマズ 15:29:22

4 508　マルデーブカマズ 16:03:39

5 504　アゼベドタトラ 16:27:25

6 507　エスターマン 16:40:48

7 520　スパシルリアズ 16:46:04

8 518　デュイスティルジナフ 16:57:49

9 512　トムチェクタトラ 17:10:59

10 500　ステイシーマン 17:33:26

13 513　菅原照仁日野 17:59:50

16 511　菅原義正日野 19:04:33