2006/01/02  NADOR - ER RACHIDIA

アフリカに上陸してラリーが本格的にスタート
2台とも順調な走り出しでこれからに期待

 2日は、モロッコ北部の港町ナドールからエル・ラシディアまでの行程。アフリカステージの初日は最初は平地でだんだん山間部に入っていく構成。とりわけ前半部分には全開のフラットな場所もあり、中盤からは堅い路面のまま道が悪くなってモロッコ恒例のガタガタ道に。全体として先行車のホコリに悩まされるステージであった。前後のリエゾンを含めると672kmとそこそこの長さでもある。
 エル・ラシディアは南部のエルフッド砂漠への入り口の町として知られ、ダカールラリーも何度も訪れているおなじみの場所。周囲を茶色の山脈に囲まれた平地にある。アシスタンス部隊はアルヘシラス〜タンジェ間で地中海を渡る全くの別ルートを辿ったが、カミオンの到着はフェリーの関係で午後11時過ぎとやや遅れた。
 このステージを日野・チームスガワラの2台の日野レンジャーは順調かつ確実な走行でクリア。1号車はSS12番手で総合10位に浮上。堅実にこなした2号車もSSを28位で終え、総合順位は36番手となったが、まだまだタイム差は大きくない。
 1号車がエル・ラシディアのビバークに到着したのは午後7時頃。昨日のSSで傷めたフロントのアンダーガードとバンパーの修復のほかはトラブルなし。8時過ぎに到着した2号車も全くのノートラブルで、ラリーはこれからといった趣である。
 明日はワルザザットまで初めての砂丘越えを含む386kmのSSが設定。日野自動車派遣のメカニックたちは冷え込む夜半のビバークで点検作業に勤しんでいた。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
アトラスの山越えは思ったほどではなく、ちょっとアルジェリアを思わせる景色でした。車両は全くトラブルもなく、人間も大丈夫。いよいよ始まったという感じです。


 
1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
今回から導入されたGPSの表示が出ないナビゲーションを初めて経験しましたが、ロードブックがなかなか良く出来ているので、確認作業の一つといった趣で、不安なくこなせました。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
見えるところは飛ばして、見えないところはゆっくり。先行車との間隔が詰まる団子状態にもなりましたが、無理せず走りました。車両は絶好調ですよ。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
今回の車両は乗り心地が良いですね。GPSは今のところ影響ないですが、リエゾンくらい表示してくれても良いのにと思います。

stage info.

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ビバークに到着。整備の準備をはじめる >>

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明日の準備ため資料に目を通す菅原義正 >>

 カミオン部門SS3暫定順位
 1   508 チャギュイン カマズ 03:25:21
 2 512 ビアシオン イベコ 03:32:27
 3 524 ステイシィ マン 03:34:58
 4 500 カビロフ カマズ 03:39:26
 5 509 ロプライス タトラ 03:43:01
 6 513 デ・アヴェゼベド タトラ 03:51:09
 7 507 アレン イベコ 03:52:09
 8 514 ルシェトニコフ カマズ 03:53:31
12 501 菅原義正 日野 04:09:38
28 505 菅原照仁 日野 04:36:12

 カミオン部門総合暫定順位
 1   508 チャギュイン カマズ 06:38:21
 2 512 ビアシオン イベコ 06:52:17
 3 513 デ・アヴェゼベド タトラ 07:09:14
 4 509 ロプライス タトラ 07:16:40
 5 507 アレン イベコ 07:21:56
 6 519 ビラロカ イベコ 07:22:56
 7 528 サドラウラー マン 07:26:02
 8 500 カビロフ カマズ 07:39:52
10 501 菅原義正 日野 07:57:33
36 505 菅原照仁 日野 08:54:02

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