2006/01/03  ER RACHIDIA - OUARZAZATE

初の砂丘コースで2号車が大幅躍進
1号車も順調な走りで総合10位を堅持

 1月3日、2006年ダカールラリーはモロッコステージの2日目、エル・ラシディア〜ワルザザットの行程を行った。この日はエル・ラシディアから56kmのリエゾンでエルフッド砂漠の入り口に赴き、そこからアルジェリア国境沿いに南西に向かう386kmのSSを設定。序盤のCP1手前に早くも砂丘越えが登場するほか、岩場、土漠などダカールラリーの様々な路面が凝縮された格好で、その後のリエゾンを含む639kmのステージは格好の足慣らしとなる。といっても前半部分は2004年大会時と全く同じものだった。
 競技はこの日から4輪とカミオンが混走する「オート・カミオン」に。日野・チームスガワラの日野レンジャーは1号車が119番手の午前8時59分30秒、169番手の2号車も約30分遅れの9時24分30秒にエル・ラシディアのビバークを元気に出発していった。
 この日からタイヤを砂に強いXSタイプに換装した2号車はフロンとサスペンションのストローク調整も決まって快調にハイペースを保ち、ノーミスでゴール。同じく順調に走った1号車のタイムを9分45秒上回り、2号車がカミオン部門8位、1号車が同9位でゴール。この結果により総合順位は1号車が10位をキープする一方、2号車は17位へと大幅に躍進した。
 明日はタンタンまでの間に350kmのSSを予定。カミオンクラスもアフリカステージに入って常連勢が上位を占める格好となってきた。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
フロントのストロークを調整中で、大分決まってきたところです。今夜はスペアタイヤを後ろにずらして前後重量配分を改善する予定。今日レンジャーと話していたら、今年もダカールラリーにこられて嬉しいそうで、みなさんにありがとうと伝えるように言われました。


 
1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
コマ図の距離がこなくて困った。ウェイポイントにも迷いましたが、順当にゴール出来ました。車両はまずまず順調です。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
今日はメルドゥーガのいつもの砂丘に行きましたが、タイヤを砂の得意なXSタイプに履き替えたので好調でした。先行車を無理せず余裕を持って抜きまくることが出来ました。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
ナビはちょっと距離係数が合わずに苦しみましたが、ミスコースなく済みました。今回装着したクーラーも好調で、ホコリの中でも喉が痛くなりませんよ。

stage info.

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レンジャーの到着を待つメカニック達 >>

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ビバークにて整備の様子 >>

 カミオン部門SS4暫定順位
 1   508 チャギュイン カマズ 04:57:09
 2 524 ステイシィ マン 04:59:51
 3 500 カビロフ カマズ 05:14:19
 4 514 ルシェトニコフ カマズ 05:26:14
 5 509 ロプライス タトラ 05:27:37
 6 530 エスター マン 05:44:31
 7 513 デ・アヴェゼベド タトラ 05:46:16
 8 505 菅原照仁 日野 05:50:54
 9 501 菅原義正 日野 06:00:39
10 503 ビスマラ メルセデス 06:00:47

 カミオン部門総合暫定順位
 1   508 チャギュイン カマズ 11:35:30
 2 509 ロプライス タトラ 12:44:17
 3 500 カビロフ カマズ 12:54:11
 4 513 デ・アヴェゼベド タトラ 12:55:30
 5 524 ステイシィ マン 12:57:33
 6 519 ビラロカ イベコ 13:25:00
 7 507 アレン イベコ 13:29:59
 8 528 サドラウラー マン 13:47:34
10 501 菅原義正 日野 13:58:12
17 505 菅原照仁 日野 14:44:56

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