
7番目の通過国ギニアへ入国
1号車5位、2号車7位にポジションアップを果たす

13日の行程はバマコ〜ラベ。2006ダカールラリーもいよいよ終盤戦を迎え、マリ共和国からギニアへと入った。明日はセネガルに入って最終ビバークのタンバクンダへ。ダカールはもうすぐだが、気の抜けない戦いが続く。
この日のSS距離は368km。ラテライトと呼ばれる堅い路面のハードグラベルで、木立の中を縫って走るツイスティな区間とハイスピード区間が混在するルートだった。SSの後、307kmのリエゾンで到着するラベのビバークをダカールラリーが訪れるのは10年ぶり。ギニア北西部の山間部に位置する同地は標高が約1000mと高く、明日13日は峠越えのSSが用意されている。ラベは今大会唯一のマラソンビバークとされ、アシスタント部隊は不在。彼らは約900kmの道のりで直接タンバクンダを目指している。このためビバークでは競技者が自分自身で車両の整備点検や修理を行うことに。この区間で大きな部品交換を要するダメージを負うとリタイアに繋がりかねない。
昨日バマコのビバークでメカニックの入念な整備を受けた日野・チームスガワラの2台の日野レンジャーはこのSSを好調に走行。小型軽量な日野レンジャーの特性を活かし、2号車が10番手、1号車が12番手で無事にSSをゴールした。昨日まで総合5位につけていたR・ロプライスのタトラがリタイアしたことで、総合順位は1号車が5位、2号車が7位に浮上。ただし、1号車と2号車の間につけているメルセデス・ベンツ・ユニモグのG・ヴィスマラがSS6番手に入ったため、ヴィスマラと2号車のタイム差は約1時間19分に広がった。まだまだ勝負はこれからである。
2台のレンジャーは現地時間午後9時の原稿締め切り時点でラベのビバークには未着だが、リエゾンを無事に走っており、間もなく到着の模様だ。アシスタンス不在のビバークは暗いままだが、到着後、乗員4名は力を合わせて点検作業を自ら行うことになる。
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 ジャングルのような木立の中を縫って走る >>
 村を通過する際、速度制限に注意する必要がある >>
 狭い木立を抜けるカミオンには厳しいコースだった >>
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カミオン部門SS12暫定順位 |
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1 |
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524 ステイシィ |
マン |
05:41:02 |
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2 |
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500 カビロフ |
カマズ |
05:53:28 |
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3 |
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508 チャギュイン |
カマズ |
05:59:38 |
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4 |
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513 デ・アヴェゼベド |
タトラ |
06:18:04 |
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5 |
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530 エスター |
マン |
06:29:39 |
 |
6 |
(1) |
503 ビスマラ |
メルセデス |
06:31:43 |
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7 |
(2) |
528 サドラウラー |
マン |
06:33:40 |
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8 |
(3) |
546 ライフ |
マン |
06:34:59 |
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10 |
(5) |
505 菅原照仁 |
日野 |
06:46:37 |
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12 |
(6) |
501 菅原義正 |
日野 |
06:48:26 |
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※括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位
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カミオン部門総合暫定順位 |
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1 |
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508 チャギュイン |
カマズ |
61:20:49 |
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2 |
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524 ステイシィ |
マン |
64:21:47 |
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3 |
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500 カビロフ |
カマズ |
64:56:13 |
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4 |
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513 デ・アヴェゼベド |
タトラ |
66:37:14 |
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5 |
(1) |
501 菅原義正 |
日野 |
70:13:16 |
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6 |
(2) |
503 ビスマラ |
メルセデス |
71:26:55 |
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7 |
(3) |
505 菅原照仁 |
日野 |
72:45:46 |
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8 |
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530 エスター |
マン |
74:34:02 |
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9 |
(4) |
528 サドラウラー |
マン |
75:26:41 |
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10 |
(5) |
546 ライフ |
マン |
75:38:39 |
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※括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位
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