2006/01/09 NOUAKCHOTT - KIFFA

難関の最長SSを2号車が4位、1号車も6位でクリア
ビバーク到着は夜半すぎの見込み
 9日、2006ダカールラリーは後半戦に突入した。その初日はヌアクショット〜キファ。今回4ステージのみのモーリタニア国内でのSSの最終パートである。その距離は599kmと今大会のSS中最長。移動距離も874kmと最も長い一日となった。
 この日のSSは序盤から柔らかい砂がふんだんに登場。とりわけ前半は砂丘も多い上、GPSで半径3km以内にならないとその位置への方位と距離が表示されないウェイポイントも30箇所近くが設定されるなど、ドライビング、ナビゲーションともに最も難易度の高い内容である。
 日野・チームスガワラの2台の日野レンジャーは昨日、ヌアクショットでの休息日に日野自動車ならびに全国販売会社から公募選抜されて派遣されたメカニック4名の精力的な整備点検により完全にリフレッシュ。全くのノートラブルで後半戦に臨んだ。
 なお、8日午後6時にヌアクショットへの到着が締め切られてここまでの総合順位が確定。その後、ウェイポイントの不通過や速度違反などによるペナルティ時間が走行時間に加算されたことで、1号車はカミオン部門7位で変わらないが、2号車は7日の行程でのウェイポイントを1つミスしたことによるペナルティを課され、カミオン部門10位と一つ順位を後退することとなった。
 この日のSSで日野レンジャーは大健闘。2号車がカミオン部門4位、1号車も6位で無事にゴールし、現地時間午後10時時点ではSS終了後の245kmのリエゾンを走行中の模様。キファのビバークへの到着時間は夜半過ぎと予想される。この難易度の高いステージで本領を発揮してポジションを上げることになりそうだ。
 なお、SS250km地点で2輪車の事故が発生。ライダーが死亡した。
 主催者は明日10日の2輪部門の競技をキャンセルすると発表。4輪・カミオン部門は予定通り行われる予定だ。小石と潅木に覆われた砂地のビバーク地では日野プロフィアのアシスタンスカミオンとアシスタンスカーに分乗して移動してきたメカニックたちが日野レンジャーの到着を待ちわびていた。

stage info.

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砂の多いステージで本領発揮 >>

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大健闘しさらにポジションアップ >>

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レンジャーの到着を待つプロフィア >>

 カミオン部門SS9暫定順位
 1   508 チャギュイン カマズ 10:07:41
 2 513 デ・アヴェゼベド タトラ 10:41:25
 3 511 マシック リアズ 11:15:24
 4 (1)  505 菅原照仁 日野 11:17:11
 5 509 ロプライス タトラ 11:18:20
 6 (2)  501 菅原義正 日野 11:33:27
 7 (3)  503 ビスマラ メルセデス 11:46:55
 8 533 レイナー マン 13:14:34
 9 524 ステイシィ マン 13:17:13
10 500 カビロフ カマズ 13:17:59
※括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位

 カミオン部門総合暫定順位
 1   508 チャギュイン カマズ 45:55:04
 2 500 カビロフ カマズ 49:35:54
 3 524 ステイシィ マン 49:49:30
 4 513 デ・アヴェゼベド タトラ 50:36:30
 5 509 ロプライス タトラ 51:19:35
 6 (1)  501 菅原義正 日野 52:57:09
 7 (2)  503 ビスマラ メルセデス 53:51:20
 8 (3)  505 菅原照仁 日野 55:37:16
 9 530 エスター マン 58:05:36
10 (4)  528 サドラウラー マン 58:06:41
※括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位

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