2006/01/05 TAN TAN - ZOUERAT

ノートラブルでモーリタニア初日ステージを終える
2号車がカミオン総合12位にポジションアップ
 ラリーは4番目の通過国、モーリタニアに入った。いよいよ2006ダカールラリーの本番スタートといった趣である。今回はこの日から8日のヌアクショットでの中間休息日をはさんで合計4ステージしかモーリタニアでの競技が設定されていない。
 小型軽量な車体を利して砂丘越えで本領を発揮する日野レンジャーを擁する日野・チームスガワラにとってはここモーリタニアで如何にタイムを稼ぐかが一つの勝負。その後は追い越しのしにくい狭いピストが多く、順位の変動は小さいと予想されている。
 5日はタンタンのビバークを2輪が午前1時40分からという早い時間に出発。カミオンも午前4時過ぎに出立して336kmのリエゾンでモロッコ/モーリタニア国境手前に向かい、未明に国境を通過した。モーリタニア側に出たところからSSが始まるという例年同様の行程でSSは西側のモロッコ国境に沿うようにまっすぐ南下。最後に西に向かってズエラに至る444kmで、前半はフラットな高速ステージだが、後半には砂丘の畝越えも登場した。
 このSSで日野・チームスガワラの2台の日野レンジャーは健闘。1号車がSS12位、2号車も16位でフィニッシュし、総合順位では1号車がカミオン部門の8番手へと後退したが、2号車は12位へとさらにポジションを上げることに成功した。アシスタンス部隊は競技車の後にスタートするため、ズエラのビバーク到着は遅く、クルーが中心になって点検作業を行っていた。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
今日はまっすぐの高速中心のルートだったのですが、少々やられましたね。でも、明日から今大会の山場となるモーリタニアの砂漠ステージが始まるのでベストな状態で頑張ります。


 
1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
序盤は4輪に囲まれ、パスさせるなど、あまり良い条件で走れませんでした。終盤はホコリを避けてメインルートをちょっと外れたらGPSのウェイポイント表示がとれなくなったりして、勉強になりました。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
昨年の同区間でも感じたのですが、砂が深いと思うようにスピードが出ない。それでも頑張って昨年より約30分詰めました。明日からの本格的な砂丘ステージが楽しみです。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
タンタンを出たのが午前4時13分。1号車も6分に出ました。国境手前で1時間半ほど休憩出来たのですが、やはり眠いですね。今日はアシスタンスが遅いので自分達で点検整備を始めます。

stage info.

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順調に砂丘を進む1号車 >>

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2号車も順調に走りポジションアップ >>

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ズエラのビバークに到着 >>

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今日のステージ終えてリラックスする菅原照仁 >>

 カミオン部門SS6暫定順位
 1   508 チャギュイン カマズ 04:03:19
 2 524 ステイシィ マン 04:20:42
 3 500 カビロフ カマズ 04:30:53
 4 530 エスター マン 04:39:02
 5 509 ロプライス タトラ 04:39:15
 6 513 デ・アヴェゼベド タトラ 05:03:32
 7 528 サドラウラー マン 05:11:15
 8 546 ライフ マン 05:14:04
12 501 菅原義正 日野 05:25:35
16 505 菅原照仁 日野 05:38:30

 カミオン部門総合暫定順位
 1   508 チャギュイン カマズ 19:57:20
 2 500 カビロフ カマズ 21:57:20
 3 509 ロプライス タトラ 22:05:03
 4 524 ステイシィ マン 22:08:46
 5 513 デ・アヴェゼベド タトラ 23:42:26
 6 530 エスター マン 23:50:19
 7 528 サドラウラー マン 24:24:24
 8 501 菅原義正 日野 24:38:12
 9 519 ビラロカ イベコ 24:41:23
12 505 菅原照仁 日野 25:45:56

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