2010/01/03 CORDOBA-LA RIOJA
Liaison 56km / SS 355km / Liaison 276km  Total 687q

2台揃って順調に山岳コースを消化
明日フィアンバラの行程は序盤戦の山場に

3日はコルドバから北西の山岳地帯を近くに臨むラ・リオハへの行程。コルドバ市近郊から355kmのSSが行われた。

昨日と同じく丘陵〜山間部を行くハードグラベルのピストが基本だが、アップダウンはさらに大きく、最高標高は1,800mに達している。また、これも昨日と同様に二輪と四輪・トラックは別ルートが設定され、さらにトラックは四輪のあとからスタートする安全策が採られている。なお、主催者は昨日トラック部門でアクシデントが多発したことに対し、公正を図るべく(昨日のSS成績順ではなく)カーナンバー順をSSのスタートオーダーとした。

序盤の路面が降雨の影響で濡れていたこともあり、日野チームスガワラの2号車菅原照仁/鈴木誠一組はこのステージを丁寧な攻めの走りで走りきり、SSトラック部門総合15位・市販車部門4位・排気量10リットル以下車両の2位でゴール。また、1号車菅原義正/羽村勝美組も慎重なペースでSS総合29位・部門16位・クラス5位を獲得した。
この結果、今日までの総合順位で2号車はトラック部門総合13位・部門4位・クラス2位に浮上。1号車も同じく総合24位・部門13位・クラス5位と2台とも順調な滑り出しを見せている。

ラ・リオハのビバーク地は前回大会時と同じ、小さなサーキット「アウトドローモ・ラ・リオハ」のコース上。周囲を山に囲まれた景観は美しいが、日中は非常に暑い日差しが降り注ぎ、40度超の気温が昼過ぎから作業場所を確保して到着を待つメカニックたちを苦しめた。だが、日が沈むとやや過ごしやすくなり、SS後のリエゾンが276kmと長いため本稿締め切り時点(午後9時)では2台ともビバークには未着ながら、メカニックたちは砂丘が登場するなど、序盤戦の山場の一つと目される明日フィアンバラへの行程に向けて余念のない点検作業を行うべく準備を進めていた。


 
メカニック・門馬孝之(日野自動車)のコメント
以前担当したアフリカでの大会に比べてビバーク間の移動は道が良いので楽な面もあります。でもこの暑さはアフリカの比ではないですね。まだまだ序盤戦なので点検のほかは清掃が中心ですが、気を抜かずに毎日を進めて行きたいです。


 
メカニック・北村忍(北海道日野自動車)のコメント
昨日は1号車が転倒車両を避けて進行する際に左リアフェンダーと右リアのマッドフラップ周辺を若干ひっかけたのはありましたが、それ以外は殆ど点検のみ。全く順調だと思います。


 
メカニック・山崎貴士(東京日野自動車)のコメント
初日は徹夜、2日もビバークでの睡眠は1時間でしたが、移動中に休憩出来るので体は大丈夫です。車両は快調ですが、下回りの泥など、清掃に思いのほか時間がかかっています。


 
メカニック・水野潤(愛知日野自動車)のコメント
沿道にびっくりするほど多くの人がいて、我々にも手を振って応援してくれる。こちらも応えていますが、励みになりますね。暑さは厳しいですが、作業は基本的に夕方以降なのでそれほど問題はありません。


 
メカニック・中野直也(広島日野自動車)のコメント
ブレーキシューの消耗は2号車の方が大きくて、毎日ギャップを調整しています。大きな修理はないんですが、早く終わると思っていても朝になってしまうんです。野外での作業も不安はありませんよ。

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レンジャーの到着をラ・リオハのビバークで待つメカニックたち>>

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クルーに日本食を準備するメカニック>>

 カミオン部門SS暫定順位
 1   501 チャギュイン カマズ 04:35:07
 2 500 カビロフ カマズ 04:37:54
 3 504 アゼベド タトラ 04:50:05
 4 505 マルデーブ カマズ 04:52:23
 5 503 ヴァンギンケル ジナフ 04:53:29
 6 508 ヴィレット ジナフ 04:59:00
 7 507 アデュア イベコ 05:06:45
 8 (1)  513 エルフリンク メルセデス 05:09:02
 9 510 スパシル タトラ 05:13:02
 10 506 マシック リアズ 05:15:08
 15 (2)  514 菅原照仁 日野 05:24:25
 29 (5)  516 菅原義正 日野 05:47:10
※括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位
※順位は日本時間午前10時現在のもの

 カミオン部門総合暫定順位
 1   501 チャギュイン カマズ 07:10:54
 2 500 カビロフ カマズ 07:17:41
 3 504 アゼベド タトラ 07:37:28
 4 505 マルデーブ カマズ 07:38:00
 5 508 ヴィレット ジナフ 07:46:12
 6 506 マシック リアズ 08:01:54
 7 510 スパシル タトラ 08:03:21
 8 503 ヴァンギンケル ジナフ 08:07:27
 9 (1)  513 エルフリンク メルセデス 08:09:06
 10 545 コロミー タトラ 08:17:24
 13 (2)  514 菅原照仁 日野 08:27:59
 24 (5)  516 菅原義正 日野 09:15:02
※括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位
※順位は日本時間午前10時現在のもの

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