2010/01/06 COPIAPO-ANTOFAGASTA
Liaison 90km / SS 483km / Liaison 97km  Total 670q

初のロングステージを順調に消化
2号車が10リットル以下2位・1号車3位をキープ

日野レンジャーの2台体制で2010ダカールラリーに参戦している日野チームスガワラは、砂丘越えなどコースの難易度が高まった3日目から、小型軽量で走破性の高い日野レンジャー本来のポテンシャルを発揮して、2台とも序々に順位を浮上。
コピアポからアントフォガスタまで483kmのロングSSが設定された6日も順調に走りきって、2号車がトラック部門総合11位/市販車部門3位/排気量10リットル以下の2位、1号車も同じく総合16位/部門6位/クラス3位でゴール。
この結果により、総合順位では2号車がトラック総合8位/市販車部門2位/排気量10リットル以下の2位。1号車も総合12位/部門4位/クラス3位と、依然高順位を堅持している。

この日のSSは、コピアポからアントファガスタまでアタカマ砂漠地域を北上するもの。堅い路面の山岳ピストが基本だが、ワジ(枯れ川)のような深い溝を越えたり、V字型のギャップなど、危険なところも。
砂丘も登場したほか、標高3,000m超の地点を通過するなど、引き続きスタックやクラッシュ、オーバーヒートのリスクなど南米らしい厳しいコースとなった。

2台の日野レンジャーはこのステージをノーパンク、ノートラブルで乗り切り、アントフォガスタの海岸に設けられたビバーク地に到着した。リエゾンを含めて670kmの長丁場となったが、4人のクルーは元気で、早速明日イキケへのステージに備えてメカニックたちと整備の打ち合わせを行っていた。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
とりわけ序盤は1本のピストで埃が酷く、追い越しが大変。四輪部門の上位勢を脇に避けて先行させるなど、堅い路面で車両を壊さないよう、とりわけ慎重なマイペースで行きました。


 
1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
先行車の巻き上げる埃が風がなくてなかなか晴れない。視界の悪い中にV字型のギャップなど、危ないところのあるステージでした。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
順位は意識しなくてもしっかり走っていればじわじわ上がってくると思います。明日はイキケ周辺に難易度の高い砂丘がありそう。前半戦の山場と覚悟しています。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
段差から降りるところでフロントバンパーをぶつけて左のヘッドライトを破損。それ以外は問題なし、ですが今日も水温が高めで冷却水を換えてみることにしました。

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夜遅くまで作業を続けるメカニックたち>>

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アントフォガスタのビーチに設けられたビバークで整備を行う日野チームスガワラ>>

 カミオン部門SS暫定順位
 1   500 カビロフ カマズ 05:48:50
 2 501 チャギュイン カマズ 05:49:09
 3 507 アデュア イベコ 06:26:38
 4 505 マルデーブ カマズ 06:31:18
 5 508 ヴィレット ジナフ 06:32:02
 6 504 アゼベド タトラ 06:36:51
 7 506 マシック リアズ 06:46:46
 8 (1)  513 エルフリンク メルセデス 06:57:05
 9 520 ベリンガー マン 07:05:19
 10 503 ヴァンギンケル ジナフ 07:05:36
 11 (2)  514 菅原照仁 日野 07:12:29
 16 (3)  516 菅原義正 日野 07:56:41
※括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位
※順位は日本時間午前10時現在のもの

 カミオン部門総合暫定順位
 1   501 チャギュイン カマズ 18:20:32
 2 500 カビロフ カマズ 18:46:40
 3 508 ヴィレット ジナフ 21:27:58
 4 505 マルデーブ カマズ 22:01:44
 5 (1)  513 エルフリンク メルセデス 22:31:10
 6 506 マシック リアズ 22:36:23
 7 503 ヴァンギンケル ジナフ 23:23:23
 8 (2)  514 菅原照仁 日野 23:25:05
 9 504 アゼベド タトラ 24:38:03
 10 523 オリベイラ メルセデス 25:13:25
 12 (3)  516 菅原義正 日野 25:34:02
※括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位
※順位は日本時間午前10時現在のもの

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