2010/01/09 ANTOFAGASTA REST-DAY

日野レンジャーもリフレッシュ
中間休息日に徹底的な点検整備を実施

9日、ダカールラリー2010はチリのアントファガスタで中間休息日を迎えた。
8日までの前半戦を2号車がトラック部門7位/市販車部門2位/排気量10リットル以下車両の2位、1号車も同9位/部門3位/クラス3位で折り返した日野チームスガワラは、トラックにとって予想外に厳しいステージが連続する中で2台揃って総合10位以内につけるとともに、10リットル以下車両の優勝という目標まであと少しのところまで迫ってきている。
この好調の波を保って後半戦に臨むべく、休息日には徹底的な点検整備が行われた。アントファガスタの海岸に設けられたビバークはこの日は曇りがちで時折り日差しは弱まったが、それでも日中は30℃超。5名の日野メカニックたちは前夜のうちに洗車を済ませ、まる一日をかけて予定されていた油脂交換や各部の点検、予防整備などに精を出していた。

明日10日はコピアポまでの行程で472kmのSSが行われる。終盤のコピアポ周辺では難易度の高い砂丘を通過する模様で、ナビゲーターたちもロードブックの予習に余念がなかった。


 
1号車ドライバー・菅原義正のコメント
いつの間にかトラック部門の台数は半分くらいになってしまいましたね。その中で我々の車両は殆どトラブルもなく、今日も交換したり直したりした部品は少なかった。後半戦もこのまま壊さずスムーズに走り続けます。


 
1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
いよいよ後半戦ですね。明日は後半にデューンがあるので、昨日の調子を保って上手くルートを選び、上手く切り抜けたいです。


 
2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
後半戦は明日のコピアポまでから12日のサンティアゴまでの3行程の難易度が高く、後半戦の山場になると考えています。排気量10リットル以下1位とのタイム差は1時間51分ありますが、頑張れば結果に繋がると信じています。


 
2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
ロードブックを見ていると序盤は溝越えやフェシュフェシュばかり。酷い埃の影響で今も声が出にくいです。もう結構という感じですが、仕方ないですね。


 
メカニック・門馬孝之(日野自動車)のコメント
今日は予定されていた油脂類の交換・給油のほかはステアリング系の一部部品を換えた程度。壊れていないので、作業量も少なめで順調に消化できています。成績が上がってきて排気量10リットル以下クラスではあと一つ。頑張って頂けるよう、我々も全力を尽くします。


 
メカニック・北村忍(北海道日野自動車)のコメント
ビバークにいて競技トラックの台数が減っていくのを実感しています。でも我々の車両は点検してみても大きな傷みはないようで、このまま元気に何事もなくゴールして欲しいです。


 
メカニック・山崎貴士(東京日野自動車)のコメント
2号車はキングピン周りの部品を交換しましたが、大事をとっての予防整備です。大きなものはないので思ったより早く、作業は明るいうちに終了しそうです。


 
メカニック・水野潤(愛知日野自動車)のコメント
1号車は怖いくらい調子が良く、左ドアやサイドパネルのへこみはあるものの、それ以外は大丈夫。リアボディ内部を清掃したら埃というか大量の土が溜まっていて大変でした。


 
メカニック・中野直也(広島日野自動車)のコメント
デフは前回トラブルが出たこともあり、こまめにオイルのチェック〜交換をしていますが、ドライバーさんも気をつけて乗ってくれているようで、オイルが焼けてはいるものの、全く問題ありません。

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激励に訪れたアントファガスタの日野ディストリビューター関係者>>

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海岸に面したアントファガスタのビバーク>>

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デフオイルをチェックする門馬メカニック>>

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1号車のキングピン周りを整備する北村メカニック>>

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2号車のキングピン交換作業に取り掛かる山崎メカニック>>

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1号車のリアボディ内部を清掃する水野メカニック>>

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作業手順を確認しあう中野メカニック>>

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