STAGE 6  2004/01/06  ワザザット→タンタン
リエゾン:176km - SS:351km - リエゾン:276 km - トータル : 803 km ステージ詳細>>
[stage]  1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / R / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 / 17 /

混戦模様のカミオンクラスで総合7位をキープ     
明日から前半戦の山場となるモーリタニアへ突入


 アフリカステージ3日目はモロッコ最後の行程。ワザザットからかつての西サハラ内戦の要衝、タンタン間で351kmのSSが行われた。それほど難易度は高くないが荒れた路面のピストをハイスピードで行くためジャンプによる転倒などドライビングミスによるダメージの大きいステージで、パンクやサスペンショントラブルでストップする車両も相次いだ。
 この区間でチームスガワラの日野レンジャープロFTは持ち前の機敏な運動性能を利し、途中大きなジャンプをするなど果敢な走りを見せてSS8位でゴール。今日までの総合順位7番手をキープした。一昨年とほぼ同じ区間で当時の一番時計に匹敵するタイムを記録したがライバルも進歩しているということである。

 ここにきてカミオンクラスではチャギュインのカマズとジェラルダス・デルーイのダフが首位を僅差で争っており、これにカマズのチームメイトであるカビロフとマルディーヴ、ロプライスのタトラ、そしてチームスガワラの日野レンジャープロが絡むという展開。本格的なアフリカステージに入って経験豊かな常連勢が上位に並んだ格好だが、これまでのカマズ、タトラ、日野の三つ巴に前回大会から800馬力を擁するダフが加わったカミオンクラスはいよいよ激しい戦いが予想される。

 明日からラリーはいよいよモーリタニアへと舞台を移し、前半戦の山場にさしかかる。7日の行程、タンタン〜アタールの移動距離は1055kmと今大会中最長で、701kmの本格的なロングSSを予定。未明までに国境地帯まで移動し、早朝にSSスタートを切るスケジュールのため、ここタンタンのビバーク出発時間は2輪が24時55分からと異例に早い。その中でメカニックたちは粛々とレンジャープロFTの点検整備を行っていた。

菅原義正

ドライバー・菅原義正
今日はレンジャーでのジャンプで最長不倒距離?を飛びました。とにかく快調に走っていますが、ダフとカマズは速いです。明日からのロングステージでは我々の経験を生かして頑張りたい。
 
鈴木誠一

ナビゲーター・鈴木誠一
新型車ならではのトラブルといいますか、キャブマウントが若干ずれてねじれの入るところで異音がしています。日野のメカさんと一緒に対策を施すところ。それ以外は順調ですね。
 
菅原照仁

ナビゲーター・菅原照仁
一昨年と同じコースでしたが、GPSポイントが少なくなっていてミスコースを招いているようです。その意味では今回はナビゲーターにとっても面白い大会になりそう。明日は未明に出発ですが、アタール到着はそれほど遅くならないと思います。

photo
明日のコースの打ち合わせ>>

photo
キャンプ地にて>>

 カミオン部門SS6暫定順位
 1  414 V.チャギュイン カマズ 4h 02' 09"
 2  417 G.デローイ ダフ 4h 05' 37"
 3  410 F.カビロフ カマズ 4h 08' 52"
 4  412 A.デ.アヴェゼド タトラ 4h 11' 55"
 5  415 K.ロプライス タトラ 4h 16' 45"

 8  400 菅原義正 日野 4h 38' 29"

 カミオン部門総合暫定順位
 1  414 V.チャギュイン カマズ 9h 36' 17"
 2  417 G.デローイ ダフ 9h 42' 31"
 3  412 A.デ.アヴェゼド タトラ 10h 02' 46"
 4  410 F.カビロフ カマズ 10h 04' 43"
 5  415 K.ロプライス タトラ 10h 34' 33"

 7  400 菅原義正 日野 11h 15' 52"

 
JRM ASSISTANCE
レース終了後、今回のアシスタンスサービスの詳細なレポートをご紹介いたします。

SITE GUIDECONTACT US