STAGE 13  2004/01/14  バマコ→アイユン・エル・アトラス
リエゾン:230 km - SS:478 km - リエゾン:25 km - トータル:733 km ステージ詳細>>
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リスキーな木立抜けのSSを6番手ゴール     
ノートラブルで明日からのマラソン行程へ備える


 04年ダカールラリーはいよいよ後半戦のメインステージとなるモーリタニアへ。14日はマリの首都バマコからモーリタニア南部のアイユン・エル・アトラスへ478kmのSSを含む733kmのステージが設定された。バマコの北方から国境を越えてアイユンの手前に至るコースは新設定で、前半は埃っぽい砂地の一本道ピスト。その後は木立の間を縫って走るツイスティーな区間が続き、村も多い。車高の高いトラックには車両の幅員と同時に垂れ下がる枝にぶつからないよう細心の注意を払いながらの走行に。暑さも相当で、乗員にとっては難易度は高くないが、長く疲れるステージとなった。
 このSSをスタートしたカミオンは41台。約3分の1が既に戦列を去っている。チームスガワラの走らせる日野レンジャープロFTはアクシデントの続出した昨日のSSを堅実に終え、車両、クルーともに万全の体制でモーリタニアステージへ。10番手スタートからCP1までに5位に浮上するが、その後右後輪がバースト。交換作業を僅か10分程度で済ませるが8番手に後退する。しかし、その後挽回し、左右のバックミラーを木立で破損しながらもH・ステーシーのダフに続く6番手でゴール。総合順位で7位のポジションを堅持した。
 明日のビバーク地、ティジカにはアシスタンスが来ない、いわゆるマラソン行程に。コース設定も難しく、ティジカをはさんで16日のヌアクショットまでが後半戦の難関になると目される。アシスタンスカミオン/アシスタンスカーでラリーに同行している日野自動車派遣メカニックもここアイユン・エル・アトラスで車両を送り出した後、レンジャーを整備出来るのはダカール到着前日となるヌアクショットのみ。3名のメカニックたちは夜半までとりわけ入念な点検整備を行っていた。

菅原義正

ドライバー・菅原義正
コースは最初は埃、その後は木立が一杯でトラックにとっては楽しくない。通れないところは避けて走ったり平均速度は上がらないし、暑くてしんどかったです。明日からは本格的な?砂丘に入るのでライバルを追い上げたい。
 
鈴木誠一

ナビゲーター・鈴木誠一
フロントウィンドウはガードを取り付け、防護フィルムを貼ってあることもあって無事でしたが、左右のミラーが畳んであったのに枝に引っ掛かって壊れました。タイヤ交換時には両手を火傷するし、まあいろいろ大変な一日でした。
 
菅原照仁

ナビゲーター・菅原照仁
平行ピストが出てきてナビも難しいところがあったんですが、ミスコースは思ったほどではありませんでした。知らないうちにショートカットに入っていたりして…。それにしても暑かったです。
 

photo
ビバークにて>>

 カミオン部門SS13暫定順位
 1  415 K.ロプライス タトラ 7h 39' 43"
 2  412 A.デ.アヴェゼド タトラ 7h 44' 39"
 3  423 I.マルデーブ カマズ 7h 52' 13"
 4  414 V.チャギュイン カマズ 7h 54' 35"
 5  442 H.ステイシー ダフ 7h 58' 49"
 6  400 菅原義正 日野 7h 59' 12"

 カミオン部門総合暫定順位
 1  414 V.チャギュイン カマズ 46h 23' 09"
 2  412 A.デ.アヴェゼド タトラ 47h 07' 37"
 3  415 K.ロプライス タトラ 48h 10' 51"
 4  410 F.カビロフ カマズ 48h 26' 03"
 5  417 G.デローイ ダフ 48h 28' 36"

 7  400 菅原義正 日野 52h 57' 36"

 
JRM ASSISTANCE
レース終了後、今回のアシスタンスサービスの詳細なレポートをご紹介いたします。

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