10日の行程はネマ〜モプティ間のステージキャンセルにより、ネマ〜バマコ間のリエゾン移動のみとなった。前半戦の山場は予想された通りモーリタニアでの3ステージで、多くの参加者が脱落。10日午前11時15分時点でネマに到達したのは僅か144台のみ、カミオンも33台しか着かなかった。同日午前7時半以降の到着者には21時間のペナルティが課され、競技続行を希望する場合は休息日(12日)の18時までにボボ・ディウラッソ(ブルキナ・ファソ)のビバークに到着しなければならない。いずれにせよ400台でクレルモンフェランをスタートした今大会の競技者は中間休息日までに半数以上が戦列を去ったことに。近年になく厳しいラリーで現在カミオンクラス7番手につけているチームスガワラの後半戦での戦いぶりが注目される。
バマコはマリ共和国の首都。後半戦初日のビバークに予定されているが、今回の変更で2回通ることになった格好だ。砂嵐のように連日強い風が吹いたモーリタニアに比べると穏やかな雰囲気。日中は気温も上がり、Tシャツ一枚で過ごせる。12日の休息日まで実質的に3日間の中休みのようなものだが、ここで気を抜かずに後半戦につなげることが勝負の上では肝要。ネマからアヨウンエルアトラス経由の約950kmの行程で途中の路面は荒れていてリエゾンといえども油断は出来ない。夜11時過ぎにバマコに到着したチームスガワラのレンジャープロFTは整備点検を行い、明日、ボボ・ディウラッソへの移動に備えている。
 | ドライバー・菅原義正
リエゾンの950kmは長かった。途中工事中の区間もあり、道が悪くてペースが上がりません。却って疲れますね。
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 | ナビゲーター・鈴木誠一
まったくノートラブルなんですが、今日も一応整備点検をしておきます。明日も500kmの移動ですから。
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 | ナビゲーター・菅原照仁
トラックには向かない道で14時間も掛かってしまいました。どうせ13日にも来るんですから、そのまま居ても良いような気もしますが…。
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|  |  ビバークに到着>>
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カミオン部門総合暫定順位 |
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1 |
414 V.チャギュイン |
カマズ |
35h 57' 20" |
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2 |
412 A.デ.アヴェゼド |
タトラ |
36h 56' 01" |
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3 |
417 G.デローイ |
ダフ |
37h 50' 30" |
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4 |
410 F.カビロフ |
カマズ |
37h 53' 17" |
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5 |
415 K.ロプライス |
タトラ |
38h 00' 25" |
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・ ・ |
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7 |
400 菅原義正 |
日野 |
42h 11' 31" |
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JRM ASSISTANCE
レース終了後、今回のアシスタンスサービスの詳細なレポートをご紹介いたします。 | |
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