結局アタールに時間内にたどり着けたのは2輪97台、4輪78台、カミオン41台の総勢わずか236台のみという厳しい結果に。続く8日の行程はアタール〜ティジカ。どちらもお馴染みのビバーク地だが、389kmのSSは新ルートで構成されたナビゲーションステージに。谷間の間のコースを見つけるのが難しい上、フェッシュフェッシュと呼ばれる深いパウダーサンドも待ちうける。ロードブックがあまり正確でなかったことも手伝って精神的にも辛いステージとなった。なお、ティジカのビバークはアシスタンスカミオンならびにアシスタンスカーのこないマラソンステージの中間ビバーク。アシスタンスは1535kmの別ルートを辿り、直接9日のビバーク地ネマへ向かっている。明9日には今大会最長736kmのSSが予定されており、今日の行程で車両に大きなダメージを与えるとリタイヤに繋がりかねないというわけだ。
前日アタールへの難易度の高いロングSSで7番手にポジションを上げたチームスガワラは好調を保ってこの日のSSに臨んだ。序盤に若干ミスコースを喫したため、CP1の通過時点では15番手まで後退するが、その後巻き返して快走。終盤左前輪のパンクでタイムロスはあったものの、ジェラルダス・デルーイに続くカミオンクラス9位でゴール。この結果により総合順位で7番手のポジションを堅持した。
ティジカのビバークは村外れにある滑走路一本だけの飛行場に隣接。あたり一面砂と石と草の不整地で足元が悪く、車両整備で巻き上げる埃がすごい。チームスガワラも鈴木誠一メカが中心になってレンジャープロFTの整備点検作業を行っていた。
 | ドライバー・菅原義正
今日は砂が柔らかくスピードに乗りにくいコースでした。今大会で初めてのパンクをしましたが、そのほかは順調。明日は長いSSですが、万全で臨みます。
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 | ナビゲーター・鈴木誠一
途中、クラッチが切れにくい不具合があったので、これから調べてみます。ここ(ティジカ)は埃っぽいですね。くしゃみが出ます。
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 | ナビゲーター・菅原照仁
ナビゲーションの難しいステージでした。山に登る入り口が見つけられず、結局そこら辺から登ってしまうなど、GPSポイントが少ない影響が出ていると思います。それにしても到着している競技車の少ないのに少々驚きました。
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|  |  ビバーク到着>>
 ビバーク到着>>
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カミオン部門SS8暫定順位 |
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1 |
415 K.ロプライス |
タトラ |
6h 42' 32" |
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2 |
414 V.チャギュイン |
カマズ |
6h 45' 26" |
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3 |
412 A.デ.アヴェゼド |
タトラ |
6h 48' 35" |
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4 |
410 F.カビロフ |
カマズ |
7h 11' 30" |
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5 |
423 I.マルデーブ |
カマズ |
7h 17' 15" |
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9 |
400 菅原義正 |
日野 |
8h 13' 10" |
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カミオン部門総合暫定順位 |
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1 |
414 V.チャギュイン |
カマズ |
23h 51' 36" |
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2 |
412 A.デ.アヴェゼド |
タトラ |
24h 35' 06" |
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3 |
415 K.ロプライス |
タトラ |
25h 35' 18" |
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4 |
417 G.デローイ |
ダフ |
25h 43' 35" |
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5 |
410 F.カビロフ |
カマズ |
25h 51' 39" |
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・ ・ |
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7 |
400 菅原義正 |
日野 |
28h 30' 57" |
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JRM ASSISTANCE
レース終了後、今回のアシスタンスサービスの詳細なレポートをご紹介いたします。 | |
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