STAGE 16  2004/01/17  ヌアクショット→ダカール
リエゾン:60km - SS:191km - リエゾン:396km - トータル:647km ステージ詳細>>
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最後のロングステージで総合5位にポジションアップ     
総合5位をキープしてダカールに到着


 17日はモーリタニアの首都ヌアクショットからセネガルの首都ダカールまで大西洋岸を南下。実質的な最終SSはセネガル国境近くまでの191kmで、山や谷を越える砂地のピストがその舞台となる。ゴール地点は一昨年と同じだが、スタートから終盤までツイスティなコーナーも多く気が抜けない新コースが使われた。この日もGPSを使わないナビゲーションステージ(大事なポイントなど通常はロードブック上に数箇所記載されているGPSポイントなしにコマ図の距離と目標物、方位の情報のみでルートを見つけていく。ミスコースなどの緊急事態にはGPSを使用することも可能だが、その場合はペナルティタイムが課せられる)だが、さほど難易度は高くなかった様子だ。
 昨日、総合順位で5位に浮上したチームスガワラの日野レンジャープロFTはヌアクショットのビバーク地で日野メカニックたちによる入念なサービスを受け、万全の体制でこのSSをスタート。堅実な走りで117地点のCP1までに9番手に後退し、そのままの順位でゴールしたが、総合順位は5位の座を堅持してみせた。4位のT・マルディーヴ(カマズ)とのタイム差は約1時間、また6位のH・ベックス(ジナフ)との2時間半という状況で、ここまできたらアタックはするものの、余計なリスクを避けてなんとしても無事ダカールに到着することが肝要という判断である。
 SS終了後国境を越えてセネガルに入国したラリーは396kmのリエゾンでダカールに到着。空港近郊にあるメリディアンプレジデントホテルの駐車場にアシスタンスパークが設けられ、最後のサービスを行った。この日ダカールに到着はしたが、明日18日にはセレモニー的要素が強いとはいえ、仮表彰式の前に27kmのSSがラック・ロゼ周囲で行われる。文字通り最後まで何があるか分からないのがダカールラリーで、実際、最終日にリタイヤの涙を飲んだ参加者も過去存在した。あくまでゴールは明日。チームスガワラは最後まで気を抜かずに粛々と点検作業を続けていた。

菅原義正

ドライバー・菅原義正
今日は頑張りましたが無理はせずに走りました。昨日もタトラ2台がスタックから駆動系を壊してリタイアに至りましたし、今日は転倒している車両を見ました。明日はいよいよ最後の勝負。ミスなく走ってゴールを目指します。
 
鈴木誠一

ナビゲーター・鈴木誠一
昨夜溶接したキャブアーチが再びクラックが入ってしまいました。念のためもう一回溶接で修理しておきます。そのほかは全体のチェックなど。まあ、ゴール用大型鯉幟の用意とか色々ありますね。
 
菅原照仁

ナビゲーター・菅原照仁
ナビゲーションステージは一箇所引っ掛けるところがあって、ちょっとだまされました。ナビとしては面白かったですよ。全体は新しいコースで従来とは違う谷を行っていつものところにゴールする格好。いよいよ明日は最後ですね。
 

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アシスタンスパーク到着>>

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アシスタンスパークにて>>

 カミオン部門SS16暫定順位
 1  410 F.カビロフ カマズ 3h 01' 13"
 2  414 V.チャギュイン カマズ 3h 09' 27"
 3  417 G.デローイ ダフ 3h 10' 56"
 4  442 H.ステイシー ダフ 3h 14' 54"
 5  423 I.マルデーブ カマズ 3h 19' 52"

 9  400 菅原義正 日野 3h 29' 59"

 カミオン部門総合暫定順位
 1  414 V.チャギュイン カマズ 67h 49' 45"
 2  410 F.カビロフ カマズ 68h 44' 25"
 3  417 G.デローイ ダフ 69h 20' 53"
 4  423 I.マルデーブ カマズ 74h 43' 04"
 5  400 菅原義正 日野 75h 47' 44"

 
JRM ASSISTANCE
レース終了後、今回のアシスタンスサービスの詳細なレポートをご紹介いたします。

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