7日、ダカールラリーはいよいよ前半戦の山場となるモーリタニアへ突入した。未明にタンタンのビバークを出発して国境地帯まで移動。モーリタニアに入ったところから701kmのSSで南下、ズエラをかすめてアタールに入る行程は1055kmと今大会中最長。前半部分は高速ステージだがアタール付近にはウマガワバ砂丘が待ち受け、相応に難易度も高い。日没までに砂丘区間に到達出来ないと大きくペースが下がるので上位/下位の差が開く厳しい行程だ。
この区間でチームスガワラの日野スペースレンジャーFTは8番手スタートから健闘し、フラットな高速区間のCP1では10番手に後退するもその後砂丘が出てくると挽回し、最終的に7番手でゴール。総合順位でも7位をキープした。昨夏の大雨によってラクダ草が繁茂している上、越えにくい形状の砂丘が続く難しいステージは多くのエントラントがスタックして到着は大幅に遅延した。その中で悠々とノートラブルでビバークに到着した菅原ドライバーは「やっと調子が戻ってきた」と余裕さえ感じさせるコメント。明日からはマラソン行程になり、ティジカのビバークにはアシスタンスがこない。まだまだ続く山場を迎え、難しくなるほど本領を発揮するチームスガワラの活躍が期待される。
 | ドライバー・菅原義正
ロングステージを迎えてやっと調子が戻ってきました。長くて大変でしたが、パリ・ダカらしい行程で我々の出番が回ってきた感じです。
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 | ナビゲーター・鈴木誠一
キャブマウントの調整も決まり、今日はマッドフラップがちぎれた程度でノートラブル。快調です。
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 | ナビゲーター・菅原照仁
なかなか難しいステージでした。明日のSSも98年に逆コースをたどった際の記録を見ると平均速度は40kmほどと難易度は高そう。頑張ります。
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|  |  ロングステージを終えて>>
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カミオン部門SS7暫定順位 |
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1 |
414 V.チャギュイン |
カマズ |
7h 29' 53" |
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2 |
412 A.デ.アヴェゼド |
タトラ |
7h 43' 45" |
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3 |
417 G.デローイ |
ダフ |
7h 53' 53" |
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4 |
415 K.ロプライス |
タトラ |
8h 18' 13" |
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5 |
410 F.カビロフ |
カマズ |
8h 35' 26" |
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・ ・ |
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7 |
400 菅原義正 |
日野 |
9h 01' 55" |
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カミオン部門総合暫定順位 |
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1 |
414 V.チャギュイン |
カマズ |
17h 06' 10" |
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2 |
417 G.デローイ |
ダフ |
17h 36' 24" |
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3 |
412 A.デ.アヴェゼド |
タトラ |
17h 46' 31" |
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4 |
410 F.カビロフ |
カマズ |
18h 40' 09" |
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5 |
415 K.ロプライス |
タトラ |
18h 52' 46" |
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・ ・ |
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7 |
400 菅原義正 |
日野 |
20h 17' 47" |
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JRM ASSISTANCE
レース終了後、今回のアシスタンスサービスの詳細なレポートをご紹介いたします。 | |
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